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めぐりてなど、活動の根っこにあるもの/『映画 ◯月◯日、区長になる女』

『映画 ◯月◯日、区長になる女』

監督は杉並区在住の劇作家・演出家ぺヤンヌマキ。彼女が長年住むアパートが道路拡張計画により立ち退きの危機にあることを知り、止める方法を自身で調べ動き始めたのが本作制作のきっかけです。


映画のイントロダクションの文章より。
自分自身が長年住む住居が立ち退きの危機にあったことが、監督のペヤンヌマキさんが今まで無縁だった選挙や政治の世界に飛び込んだとのこと。

地域や社会、政治とのつながりは身近なもので、
僕の場合だと地域社会について考え始めたきっかけは、
20代後半、当時のパートナーとのこれからの生活のことを考えたことだったように思います。

30代が近づき、子育てなどのライフイベントが見え始めて。
彼女がやりたいと思ったことを続けられるためには、を考えた時、生活スタイルや暮らし方について意識が向いていきました。
色々見聞きしていく中で印象に残った話として、家族単位で暮らすシェアハウスのことがありました。
シェアハウスに住む一家が仕事で不在だったり体調を崩したりするタイミングがあった時、
別の家族が子育てなどのフォローに回り、一緒に生活していくスタイルが自然とできていったとのこと。

新しいスタイルの生活ではあると思うんですが、根っことしては
畑で採れた野菜をご近所さんで分け合ったり、子どもが地域に遊びに行ける場所や友達の家があったり、
顔が見える、かつ信頼し助け合いが出来る地域社会と繋がるものがあるように思いました。

その後、パートナーとはまあうまくは行かなかったのだけど、
長年続けていたことを辞めていった先輩や仲間達の姿もその後に見ながら、
やってみたいことを始め、続けることが出来る、生活や活動を含めて助け合うことが出来る地域社会やネットワークについて考えていきたい、話していきたい、ということが、めぐりてなどのその後の活動の根っこにあるように思います。

『映画 ◯月◯日、区長になる女。』松山市北条上映
11/24(日)13:00 / 16:00
会場 PUBLIC HOUSE はま
料金:1500円 定員:各回15名

申込 https://forms.gle/MuwTymWjYn9cn2cA8

会場



広報も兼ねて、映画のこと、それ以外のことも、社会や市民活動で見たり感じたことを時々書いてみようと思います。めぐりてのことも。
選挙も政治も、小さなことから続いていくことだと思っていて、そのためにもそれぞれの「私」の話をお互いに聴きあえる社会であることを願いつつ。


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