シアターねこ ラインナップ 7月〜8月の閉館まで
松山市の民間の小劇場・シアターねこが2024年8月末で閉館。
閉館までの間に、これまでシアターねこにお世話になったり愛した人や劇団たちが集結!様々な催しごとが行われるので、簡単にはなりますが2024年7月〜8月のラインナップを紹介・記録したいと思います。
●公演・パフォーマンス●
7/7(日)劇団こふく劇場「こふくの小箱 ねこスペシャル」
宮﨑の劇団こふく劇場の企画「こふくの小箱」がシアターねこに登場。
演劇?ダンス?何が飛び出すか分からない、とびっきり!の舞台芸術のおもちゃ箱に、シアターねこスペシャルとして、舞台芸術制作室 無色透明(広島)、劇団FLAG(宮崎)、劇団言霊(北九州)が共に集結!
7/13(土)寂光根隅的父 独舞 「No.3」【延期】
名古屋から再来。劇団双身機関の主宰・寂光根隅的父(ジャコウネズミノパパ)がシアターねこに駆けつけ、場踊りを行います。
双身機関は、自身の劇団の公演のほか、松山地元の劇団だるまど〜るとの共同創作作品「白ーshira-」や、能楽師・宇髙竜成氏の能と、舞踏を同じ舞台で行いレクチャーを行う企画なども実施。
*本公演は7/12早朝に松山市緑町で起きた土砂災害の影響により、延期となりました。
7/28(日)劇団プラチナねこ「卒哭忌」
シアターねこ主催のシニア演劇教室終了後、参加者を中心に立ち上がった「プラチナねこ」。劇団立ち上げ後は、シアターねこでの上演の他、地域イベントでの上演も。
本作は劇団員の堀内冨士子氏の脚本、演出に杉本恭一氏を迎え上演。
8/2〜4(金土日)劇団UZ「浅瀬の牛を撫でる」
コロナ禍で閉館状態が続いていたシアターねこの幕を開くため、開催したチャリティ企画を経て、2020年に立ち上がった劇団。社会に翻弄される人たちや人間模様を描く作品を展開する。
8/10,11(土日)劇団花火 讀劇「半神」
2004年、愛媛大学演劇部OBを中心として劇団結成。その後、環境の変化もあり長期的な活動休止となっていましたが、当時からの劇団内外の仲間たちと共に20周年の特別公演を開催。讀劇(どくげき)、リーディングに近いスタイルで野田秀樹作「半神」に挑む。
また、現在のシアターねこでの初演劇公演を手がけた劇団でもあります。
8/17,18(土日)coupcompany「少女漫画なんかこわくない Rep!ay」
愛媛県松山市を拠点に、コントのような芝居のような舞台作品を年2回ペースで創作。シアターねこでの最後の公演は、シアターねこでしか出来ない、少女漫画のような物語?!2014年上演作品に再度挑みます!
8/20(火)創造集団 歴程「すすむの話」
東京拠点に活動し、 子どものための演劇を創る集団。主に、デビッド・ホールマン氏の作品を舞台化する。
シアターねこでの登場は初めてですが、コロナ禍前まではシアターねこにて、く☆す主催『ヒロシマ・原爆詩集』が毎年8月に開催されていたことが思い出されます。
8/24(土)わたしの幻聴幻覚プロジェクト「この病気にならないと理解できないと思います。どうせ、他人事でございましょう」公演
シアターねこを開設した、NPO法人シアターネットワークえひめが運営を行う就労継続支援B型事業所"風のねこ"。精神障害を持つ利用者の方たちからの聞き取り、スケッチを行い、カードや演劇といった製作物を作り、共有するアートプロジェクト・【「わたしの幻聴幻覚」プロジェクト】。
昨年行われた展示に続いて、公演形式での企画が行われます。
昨年の展示の様子は下記からもご覧頂けます。
8/25(日)お笑いライブ就職活動 vol.59 スペシャル ゲスト:清水宏
大学生などを中心としたお笑いライブに、スタンダップコメディアンの清水宏が登場!就職活動もシアターねこで行われてきたお笑いライブ、清水宏氏も度々愛媛を訪れ、シアターねこでもライブを開催。
閉館前に、劇場で思いっきり笑うのもオススメです!
8/27(火)yummydance「シアターねこで踊るやつら」
愛媛を拠点に県内外で活躍するコンテンポラリーダンスカンパニー"yummydance"がナビゲーターになり、シアターねこで踊り尽くす即興ダンス大ミーティングが開催!演劇だけでなく、ダンスや様々な表現にとっても大事な場所、シアターねこで出会った身体達が集い交わす時間になると思います。目撃者大募集中です!
8/30,31(金土)このしたやみ「留守」
2019年〜2023年まで、別役実作品で愛媛シアターねこを訪れた広田ゆうみ+二口大学が所属する劇団・京都を拠点に国内外で活躍する"このしたやみ"による新作「留守」にて、シアターねこの最終公演を迎えます。
脚本は、同じくシアターねことの馴染みのある京都の劇団・下鴨車窓の田辺剛氏が執筆。
最後の公演、ぜひとも駆けつけてほしいと思います。
●ワークショップ・シンポジウム・その他企画
7/23(火)ぐるぐるぺたぺた親子アトリエ「はちゃめちゃダンボール王国をつくろう」
シアターねこを開催地として、定期的に開催されてきた親子のアートワークショップ、ぐるぐるぺたぺた親子アトリエ。閉館の8月まで開催予定です!
せんせいはたまいえりこ先生と富久千愛里先生。楽しい場がつくられることが想像されます。
8/11(日)めぐりて シアターカフェ
四国の演劇・舞台情報blog カンゲキ☆あんないの運営や舞台チラシのアーカイブ活動などを行う、めぐりて。2024年より新しく、舞台観劇後の感想交流POP UP CAFE を始めます。
8/14(水)ほが「劇場をひらく」
シアターねこカンパニーメンバーや、役者や制作としても活動する、ほがが企画する、"劇場をひらく"。
その場所で過ごすこと。演劇など公演、作品を観るだけでなく、過ごし、感じ、思いを巡らすことにも意味があると思います。
*本公演は7/13開催予定でしたが、7/12早朝に松山市緑町で起きた土砂災害の影響により、延期となり8/14開催となりました。
8/21(水)『劇場で出会うプロジェクト』を振り返るトークイベント「ねこのあしあと」
シアターねこフェスタをきっかけに、シアターねこを舞台としたアートイベント、戯曲リーディングなどの企画を行なってきた、シアターねこに集う舞台芸術の作り手や観客からなる"劇場で出会うプロジェクト実行委員会"。
一区切りとなる8/31を前に、これまでを振り返り、これからを話すトークイベントが開催されます。
8/26(月)シアターねこクロージングシンポジウム
シアターねこのこれまでを振り返り、これからを考えるシンポジウムが開催。劇場はただ演劇やダンスが行われて、観に行く場所?
シアターねこは演劇公演以外にも、地域とアートをつなぐシンポジウムの開催や、フリーペーパーねこ新聞の発行、B型支援事業所"風のねこ"運営など、これ以外も含めたくさんのことが行われてきました。文化が生まれる場とはなんなのか、を今一度考えることが出来ればと思います。
8/27(火)ぐるぐるぺたぺた親子アトリエ「光とあそぶラボラトリー」
8/31(土)劇場で出会うプロジェクト実行委員会「新聞記事からコメディー?を書いてみよう」
シアターねこに集う舞台芸術の作り手や観客からなる団体。シアターねこでの地域芸術祭"ねこのよりあい"の開催のほか、リーディング企画など劇場や表現に触れる場を開催しています。
シアターねこ最終日は、新聞記事をクロヌリし、戯曲の創作を行うワークショップを開催予定です。
以上、追加情報などあれば追記していこうと思います。
※もし、間違いなどもあればご指摘いただければ幸いです。
シアターねこ、最後の時まで注目して、また9月以降も、
シアターねこが取り組んできたことを考え、地域で表現に関わっていくことができたらと思います。