短歌2年目
2023年10月から2024年9月までに詠んだ歌まとめです。
・エール
2023年秋、いろいろなことが変わりゆく中で大好きな人たちにエールを送りたくて詠みました。
洋々な前だけ見ててこれまでの軌跡はずっと覚えてるから
事務所が変わる要因になった出来事については自分なりに考え続けなければいけないと思いながらも、過去をなかったことにはしたくないという思いがあったのと、相反するようですが彼らには明るい未来だけを見据えててほしいという願いを込めて。
「大丈夫」って言いたくて【再生】を選んだ指で背中を押す
ちょうど同じ頃にデビュー曲の1億回再生が迫っていて、応援の気持ちで出来る限り再生していた思い出から。これも"背中を押す"という後ろからエールを送る表現を選んでいて、とにかく前を向いていてほしかったのだなあと振り返ってみて改めて感じました。
もし下を向きそうになるときはこの声が届くといいな好きだよ
『アイドル短歌25のお題』のテーマ:声で詠んだ1首を持ってきました。「好き」の言葉もエールになると信じて。
・アイドル短歌ワンドロ
テーマ「ライブ」
開演前はしゃいで撮った写真からあの日の熱を思い出す冬
ライブって本編ももちろん、その前後も特別に楽しいですよね。"あの日の熱"はライブ本編の熱量、特効の熱さ、自分を含めファンの熱気、単純な暑さなど。
遠くても想いを伝えれると知る 例えばきみの色を振るとか
メンバー紹介RAPやユニット曲のときにその人(たち)の色で会場中が光るのが良いなあと思って。昨今のアイドル界隈ではメンバーカラーって立派なアイデンティティだと思うので、「あなたを応援してる人、ここにいます!!」の気持ちで振りたいです。
・結句 きみはアイドル
かけがえのない毎日にきらめきの付録をくれるきみはアイドル
目黒くんを想定して詠みました。アイドルを応援すること以外にも趣味があり、仕事があり、生活がある。自分の価値観において、充実していると言えます。
でも、そこに目黒くんやSnow Manがいてくれるから何万倍も楽しくなっているんだなと感じています。彼らを見ていると心を揺さぶられることが多く、それはたった一度の人生を間違いなく彩ってくれています。
目黒くん、深澤くん、Snow Manを応援する前に応援していた人たちにも全く同じことを思っていたので、これが自分にとってのアイドルの定義なんだと思います。
だからこそ応援している人から同じような考えを聞けて、私はとても嬉しかったです。
・海のはじまり
はじまりに思い出すのは夏の日のやさしい波であってほしい
『海のはじまり』初回放送前に、あらすじやティザー映像から詠みました。と、言いつつ作品への想いというか願いがテーマです。
週のはじまりである月曜日に、みんながこのドラマのことを思い出すような作品になると良いなと願って。
・アイドル短歌ワンドロ
テーマ「視線」
向けられた視線は朝を貫いて3年分の夜を跨いだ
詠んでいたけど提出しなかった1首。
『消えた初恋』の井田くんが青木に向ける視線を見て、中の人の存在が気になり始めました。日曜日の朝早くに見逃し配信でドラマを見たときの気持ちが3年経っても色褪せてないのを表現したく、"夜を跨いだ"という言葉にしてみました。自分にしか伝わらないかもしれないけど結構お気に入りの1首です。
・テーマ「好物、趣味」
2首とも深澤さんを想定して詠みました。
もう少しきみと一緒にいたいからゆっくり食べて、のびないからさ
まさかのラーメン視点(ラーメン視点??)です。麺がのびるのが嫌であのスピードになっている訳ではないと思いますが、もし自分がラーメンだったら意地でものびないようにします。
恋ではないけど、"一緒にいたい"のような表現をしたのが初めてだったのでちょっと気恥ずかしくもあり、可愛らしさもあって好きな1首です。
好きだった気がしてふいに手に取った あなたの顔が思い浮かんだ
ゲームにほとんど興味が無いんですけど、例えばおもちゃ屋さんとかでゲームソフトを見かけると「これYouTubeでやってたな〜」って、そのゲームで遊んでいるときの楽しそうな顔とか声のトーンとかを思い出します。影響されて遊んでみたりまではしないけど、親近感みたいなのを覚える。
このテーマが発表されたときに「好きな人の好きなものについて教えてください」という一文があり、それがとても心に残りました。好きな人の好きなものを尊重していきたいと改めて思います。