#126 高層マンション建設断念 明和地所
1月27日の東京新聞によると、明和地所が開発事業廃止届を海老名市に提出したとのこと。土地は既に別の会社に売却されており、一戸建て住宅が建てられるようだ。
明和地所は建設計画を大幅変更すると昨年の5月に発表した。変更内容が決定したら住民説明会を開催すると言っていたが、説明会は開催されず、土地は既に別の会社のものになっているという。明和地所がどのような経緯で変更を決定したのか、詳細は不明だ。不可解さが残る。
内野市長は市議会で「私も市会議員を16年間やってきて、マンション建設反対運動を何回もやってまいりました。そのなかで、十何件のマンション紛争の関係で建たなかったことは1件もありません。結局建てられました」と発言した。
あの発言に私たちは驚き呆れた。建築基準法に違反していなければ阻止することはできないと堂々と発言する市長に私たちは落胆した。その後、住民・市民は相模国分寺跡南側隣接地での高層マンション建設計画の理不尽さへの怒り、不安、諦めなど、複雑な思いで日々を送ることとなった。
しかし、住民・市民・市議会議員・その他多くの人たちの建設反対の声は少しずつ大きくなっていった。私たちはやはり黙っていてはいけないという気持ちになっていった。そして、一地域の問題ではなくなってきた。
2024年1月27日、相模国分寺跡南側隣接地に高層マンションが建設されることはなくなったことが明らかになった。
いまは、心から、そのことを喜びたい。
(24.1.29)