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#84 清々しい朝日をあびる光景 新しい一日が始まる
このブログを始めて1年になった。
私はこのレポートを「恥ずかしい思い」で書き続けてきた。この「恥ずかしい思い」という意味を理解していただけるだろうか。「恥ずかしい」というより「情けない」といった方が近いかもしれない。
社会における愚かさ、一部企業の露骨な利益追求の実態、誠意のない企業の存在。それらを書くことは、誠に「恥ずかしいこと」「情けないこと」だった。楽しい作業ではなかった。できれば、このようなことに時間を割きたくなかった。しかし、相模国分寺跡周辺で何が起こっていて、どうなろうとしているのか、私たちは事実を知る必要がある。現実を正確に把握し、次世代の人たちと共有しなくてはならない。その思いが「恥ずかしさ」を乗り越えさせてくれた。
いままで以下のような柱で書いてきた。
●景観とはなにか。景観を損ねる建築物の問題。
●境界線まで50センチという非人間的な建設計画の問題。
●工事の騒音・振動に関する問題
●大型建設物を住宅地に建てることの問題
●建設期間が2年間にも及ぶ問題
●明和地所の誠意・良識のなさから発生する問題
●国分南自治会の動き
●市長・市議会議員などの海老名市としての動き
●住民・海老名市民の反応・動き
●相模国分寺跡の景観を守る会(SKK)の動き
相模国分寺跡隣接地に明和地所が高層マンションを建設しようとしている件に関してのレポートを私は書いているわけだが、「県の建築許可が出て建設工事が始まったら、このブログは終わりになるのですか?」という質問を受けたことがある。
答えはNO.だ。
相模国分寺跡隣接地での高層マンション建設に反対するブログであるのなら、建設が始まった時点で終わりになるのかもしれない。しかし、このブログは相模国分寺跡隣接地高層マンション建設反対のみを主張しているブログではない。相模国分寺跡隣接地に高層マンションを建設することの問題点を書いているブログなのだ。
仮に建設が始まったとしても、建設過程を書く。建設中の騒音・振動、生活道路における危険性などを書く。建設中に発生する他の問題点を書く。
分譲が始まったらその様子を書く。明和地所がこの物件をどのように販売するかを書く。
住民の声を書く。入居者と住民との間で問題が発生したらそのことを書く。
建築後、高さ43メートルのコンクリートの塊が相模国分寺跡公園にどのような影響を及ぼしているかを書く。
景観とはなにかという問題について、実態に基づいて書く。
何年か後にはマンションの空き屋問題がいま以上に深刻化するが、その影響を書く。
明和地所が事業としてやったことが、この地域にどのような影響を与え、どのような結果となっていくのかを書く。
まちづくりとはなにか。人が生活をする、人が生きるとはどういうことかを書く。
次世代の人たちへ可能な限りの記録を残す。それがこのブログのテーマだ。だから、建設が始まったからといって、このブログが終わりとなることはない。
(23.5.4)