#37 揺れと騒音がひどい 明和地所は「配慮し、努める」と言うが…
幅67メートル、高さの一部が43メートルの高層マンション。それを商業地なら兎も角、住宅地に建設すること。連日の揺れと騒音のなかで、無茶な話だとつくづく思う。
いま旧建築物の解体工事が進んでいる。旧建築物は3階建ての鉄筋コンクリートだった。基礎が思っていた以上に深かったようで工事日程がずれ込んで、連日のように揺れと騒音が続いている。
机上の卓上スタンドは小刻みに震え、ノートパソコンの画面は前後に、団扇のようにパタパタと揺れる。手紙は書けない。下手な文字がますます歪むから。ドアなどの建具はガタガタと音を立てる。地震なのか工事の揺れなのか判断がつかない。我が家は欠陥住宅なのかと心配になってくる。この揺れで家がますます劣化するのではないかと、心配を通り越して不安になってくる。
明和地所の説明会の資料には「騒音・振動を伴う作業について、低騒音・低振動の機械器具を使用し、周辺への影響に配慮いたします。また、設置場所、使用場所、使用方法に十分留意し、騒音・振動の防止に努めます」とある。
配慮し、努めた結果が連日のこの揺れと騒音だ。
所詮、不可能な話なのだ。住宅地の中に大規模建設。大掛かりな建設工事。近隣住宅に多大な影響が出ないはずはない。
揺れる家の中で数カ月間仕事をしている。これが今後も続くのかと思うと心が沈む。近隣住民はそれぞれに私と同じような思いで日々を送っていると思う。病身の人はいないだろうか。きっと辛いだろう。そのようなことも気掛かりだ。
(22.10.14)