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#87 エッ?! またですか??
半年間続いた水道管工事が終わり、凸凹になった古いアスファルトを全部剥がし、新しいアスファルトが敷かれた。そして真新しい白線が引かれ歩行者ゾーンには鮮やかな緑色のペンキが塗られた。ようやく訪れた静寂と安全に、桜の花を見ながら住民は安堵した。
それが先月のことだった。
しかし、また道路工事が始まった。水道の次は東京ガスによる都市ガス工事という。
敷いたばかりの真新しいアスファルトを切断して掘り起こしている。緑色に塗られたペンキはまだ厚さを感じるほどなのに、無惨にもアスファルトと一緒に剥ぎ取られてしまった。
これは一体どういうことなのか。
深夜を通して行われた大騒ぎの舗装工事は何だったのか。
先月作業をした人たちの労働は何だったのか。
費用はどこから出ているのか。
住民への配慮はないのか。
掘り起こしたアスファルトと土砂を運ぶ大型トラックが、重そうな音を出して地響きを残して往復している。工事現場には関係者の車両が止まっている。ショベルカーがある。歩行者はその隙間をジグザグに歩くことになった。この道路は通学道路であり、住民の生活道路なのだ。しかも狭い。多くの人が作業現場のすぐ傍を再度通行させられることになった。
相模国分寺跡隣接地に建設が計画されている高層マンションの関連工事だろうと住民は話している。以前建っていたアパートはプロパンガスだった。計画されている高層マンションは47戸だ。プロパンガスでは対応できないだろうと。
住民は再度、通行において危険な状況に置かれることとなった。騒音と振動に悩まされる日々に耐えなくてはならなくなった。
エッ?! また、やるんですか??
在宅で仕事をしている私は、騒音と振動のなかで唖然としている。
(23.5.22)