見出し画像

 今年の早い時期に海老名市の建設許可を得て、次に神奈川県の建設許可を得て、春には明和地所は相模国分寺跡隣接地に高層マンションの建設を開始する予定であった。ところが、突然、明和地所は建設計画を大幅変更するという。その理由も変更内容も全く不明のまま時は流れ、季節は夏になってしまった。「検討は総合的判断で、決まれば改めて住民説明会を開きたい」と明和地所が回答したと朝日新聞には書いてあったが、未だそのような話は聞いていない。
 相模国分寺跡隣接地であるが故に、工事をする際には史跡調査をすることになっているそうだ。その調査をする業者(団体)は神奈川県の指定を受けているところに限るとのこと。ところが、その業者(団体)の仕事が立て込んでいて、史跡調査は1年待ちらしい。そのため、明和地所は工事を進めることができなくなったという話も聞いている。これは海老名市の関係者から聞いたことなので事実であろう。
 史跡調査が1年待ちになったことと明和地所が建設計画を大幅変更することの関連性は不明だが、表向きには、この2つの理由で、建設予定地は休眠中となっている。

 いま、セイタカアワダチソウが青々と茂り、強い太陽の光を浴びて、その緑の濃さが日々増している。埃を被ったような緑色しか記憶になかったが、こんなにも力強い緑色だったのかと驚いている。

(23.7.1)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?