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#117 国分寺跡史跡を守る意義 追記
明和地所による相模国分寺跡隣接地高層マンション建設問題は、地域に様々な問題を発生させてきた。
▲景観を守る意識
▲広々とした空間を守ること
▲歴史的・文化財的価値とは何か
▲国分寺 → 聖武天皇 → 天皇 →→→ 天皇制の問題 という流れ
▲土地利用に関する利害関係
▲地元議員への気遣い
▲その他、諸々の捉え方
人が10人いれば10通りの考え・捉え方・思想がある。それは当然のこと。違いがあるから会話が始まる。会話から交流が生まれ、お互いを理解し合おうとする。理解し合うということは違いを認め合うことでもある。そうやって社会は成熟してゆく。
違いを認め合わなければ、対立が生まれるだけ。それに暴力が加わると、戦いになる。毎日、新聞を読むのが辛い。
2023年、その時の人たちは何をしていたの?
黙って見ていたの?
反対の声を上げなかったの?
次世代の人たちを失望させてはいけない。
安心して発言することのできない社会にしてはならない。
平和で安全で、自由に、安心して発言することのできる社会を次世代にバトンタッチしたい。
そのためにも、分断や差別や偏見を乗り越えて、一致できるところで行動をしていきたい。そんな人たちの姿を次世代の人たちに見せていきたい。
そんなことを、ぼんやりと、そして、ささやかに思う日々。
しかし、個人では、大きなことはできない。身近なことで、やることのできること。それくらいなら私にでもできる。ここで、話は元に戻る。
いま、相模国分寺跡の広場の景観が損なわれるかもしれないという状況がある。これに対してNO!と発言すること。NO!と声を上げた人たちが連帯すること。その姿を次世代の人たちに見せること。それを記録すること。
小さな小さな行動の積み重ねが社会を形成してゆく。そのことを実証する。
このようなことも、相模国分寺跡史跡を守る意義であると私は思っている。
(23.11.22)