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めちゃくちゃ嬉しかった出来事❤️

仕事用のメールのInboxを開いたら、思いもよらない嬉しいメッセージが届いていた。

それはこの夏、卒業したピアノの生徒から。

… you are the biggest reason why I decided to continue playing piano…
(…僕がピアノを続けようって思ったのは、インストラクターが貴方だったから…)

この言葉、嬉しかったなぁ。。。

ピアノ教えていて良かった。。。って心から思った。
そしてこんな素敵なことを仕事にできている私って幸せだなぁ。。。って思う。

彼との出会いは4年前、当時、彼は15歳。
故郷を遠く離れて、私が所属している全寮制の高校に来た。
[Californiaでは小学校6年、中学2年、高校4年の6-2-4年制度になっている]

彼は、出会ったときにはすでにかなりのピアノの腕前だった。
幼少期から厳しい練習を積み重ねてきたのだろう。
アジア人に共通する礼儀正しい真面目な男の子という印象。

ちょうどコロナが蔓延し始めた年で、最初の1年間はZoom Lessonを余儀なくされた。
私はピアノを教え始めてまだ2年目くらいだったので、いろいろな意味で試行錯誤をしていた頃。
そんな中でもついてきてくれた生徒。

そこからの4年間で、彼の雰囲気に合った曲、彼の弾きたい曲などを一緒に探して練習してきた。
年に2回開催する演奏会では、彼はいつも人気者だった。

advance(ピアノ上級者)の生徒を教えるのは楽しい。
それは音符を追うだけではなく、phrase line (フレーズライン)、style (スタイル)その向こうにある作曲者の深い想いや時代背景を語れるから。

あれから4年が経ち、すっかり大人びた青年に成長した彼は、次なる人生のステージに向かって巣立っていった。

I'm actually thinking about using those songs to start playing at a steakhouse gig part time in college and I will keep you posted on that.
(大学生になったら、大学の構内のステーキハウスでピアノを演奏するバイトをしようと思ってるんだ。またその様子も報告するね!)

嬉しい。ただただ嬉しい。

この先も、彼の中でピアノはいつも一番近くにいるbest friendとして、彼と人生を共にしていくのだろう。

演奏者の年齢やレベルに関係なく、ピアノを弾くことで自分を表現したり、心を解放したり、勇気づけたりつけられたり、ただシンプルに楽しんだり、時には一緒に悲しんだり。

ピアノを習う人みんなが、そんな風にピアノと接してくれたら、教える側としてこんなに嬉しいことはないなぁ、と改めて感じた出来事でした。





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