数学が苦手な人のための読解力テスト(偏差値40想定)
問題
以下の選択肢のうち、1から9の整数を重複なく列挙しているものとして適切なものはどれでしょう。
➀2、5、6、10
➁3、5、4、7、8、5
➂1、6、13、-8、0
④1、2、3、4、5、6、7、8、9
正解
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➁です
解説
この問題は、整数、1~9、列挙、重複、の意味が分かっていなければ解けません。それぞれ選択肢ごとの解説をもとに詳しくみていきましょう。
選択肢➀2、5、6、10
・10が入っているので誤りです。10は1~9の整数ではありません。
選択肢➁3、5、4、7、8、5
・5が重複しているので誤りです。重複とは、複数の同じ物事が重なることを意味します。
選択肢➂1、6、13、-8、0
・13、-8、0は、1~9の整数ではありません。よって誤りです。ちなみに、13、-8、0のいずれも整数ではあります。整数とは、1、2、3、4、という数の連なり(自然数)と、0(ゼロ)、および負(-1、-2、-3、-4、)を総称した言い方のことです。
選択肢④1、2、3、4、5、6、7、8、9
1~9の整数が重複なく列挙されているので、これが正解です。
ちなみに、列挙とは、並べあげること、一つ一つ数えあげることを意味します。選択肢④は、1~9まで順番に列挙されていますが、順番でなくて1~9の全てを網羅していなくても列挙していると言えるので、例えば、3,2,4,7,8,6,9,5,や2,6などでも正解になります。
解説は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます!
曖昧に理解していた言葉でも明確な定義を知ると、筆者の意図がより詳細に理解できるようになります。特に、数学という分野は、言葉の定義を明確にすることによって全世界で共通して認識されることが特徴です。数学においても言葉の意味を明確に理解した上での読解が必要となります。
日ごろからある言葉の意味をより明確に捉えるように心がけると、理解力が徐々に高まっていくと思います。