こぎん刺し・菱刺しについて~刺しはじめと糸の始末~
おつかれさまです。38です。
前回に引きつづき、「こぎん刺し」「菱刺し」をするための基本の事として、今回は、刺しはじめの方法と糸始末の方法を書きたいと思います。
とはいえ特別なことはなく、手芸本や、こぎん刺し用の布などを買ったり、はたまたネット検索すると、親切かつありがたくも、その方法が掲載された色んなコンテンツが出てきます。
この記事もそんなハウツーもののひとつ。
みなさんが、こぎん刺しや菱刺しを「やってみたい!」となった時の一助になれば嬉しいです。
刺しはじめ
①糸の用意
まず糸を用意します。
こぎん刺し、菱刺しは布の端から端を往復することが多いので、長めにとっておくと糸始末の回数が減って面倒が少ない(気がします)です。
100~120cmほどに切ります。
糸が切れたら針に通しておきます。玉結びはしません。
ただ布目の細かさによっては、糸の本数を変えます。フランス刺繍などと同じ、いわゆる「◯本取り」です。
目の細かい布の時はこぎん糸そのままだと太すぎるので、お好みで減らしたほうが良いかと思います。
私の使っている布だと4本取りくらい。こぎん刺し用の布なら、分けずにそのまま(6本取り)でちょうど良さそうです。
②刺しはじめる
こぎん刺しや菱刺しは、どこから刺しはじめても大丈夫です。
ただ、作りたいものが小さかったりして、模様の配置が大切になってくる時などには、位置を調整して模様合わせをすると完成品のクオリティが少々上がります。
まず中心を取ります。
中心が取れたら、左 ( 右でも大丈夫です ) に向けて刺しはじめます。(下の写真)
このままだと分かりにくいですが、完成時に左右対象になるように、模様の中心と合わせています。
この時、糸を残りの幅+10cmほど残しておきます。( 右側の刺繍ぶん+糸始末ぶん )
左側が終わったら、残しておいた糸に針を通して、右側の続きを刺します。
1段目が刺しおわりました!
このまま、左側の続きを刺していっても良いのですが、糸がぴろぴろして邪魔になりそうなので、右側の糸始末をします。
糸の始末
糸の始末については、以下のとおりです。
画像を作ってみました。
表面に影響しないように刺し戻します。
糸が摩擦で抜けなさそうかな?というところまでやると安心です。
これを、1回の糸の始めと終わりに行います。
これを繰り返して、グイグイ刺し進めます。
最後まで刺して完成です!
好みの小物をどんどん仕立ててしまいましょう!
みなさんの手芸ライフが華やぎますように。
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