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大自然が彩る岩と氷の王国ロッキー山脈の大カールへ①

学習院大学山岳部昭和40年卒 小森泰三

登攀技術よりも山を見る広い視野が必要な静寂郷

 アイガー東山稜初登攀で有名なヘル(Herr)・マキ=槇有恒(まきありつね)氏率いる日本・スイス合同隊によって1925年に初登頂されたアルバータ峰(3619m)。 カナディアン・ロッキーの中でも、最も人の集まるバンフ・ジャスパー・エリアにあり、この2つの国立公園を結ぶアイスフィールド・パークウェーから2日(歩行10時間)で、その山麓に達することができる。

 初日はハイウェイから並行して流れるサンワプタ河の500mの川床の分流を何回も渡渉して支流の小さなクリーク沿いに登っていく約3時間半の行程だ。 増水時は大変らしいが、今回は幸い膝上位までであった。 河を渡ってからは針葉樹の森の中のはっきりとしたトレールを行く。 森林限界を抜けた小さな草原が初日のキャンプ地である。

 2日目はモレーンを越し、かなり強烈なガレ場を2時間ほど登りつめると、アルバータ峰周辺の山塊が一挙に眼前に展開するウーリーショルダー(2880m)に達する。 ショルダーからは対面のアルバータ峰に向かって小一時間の下りでカール底に着く。 ここには近年カナダ山岳会によって建てられた(組み立て後ヘリで空輸)アルバータ小屋があり、周辺の登山やアサバスカ谷を下るトレッキングの良い基地となっている。 2×4mの小屋には6人分の蚕だなと、通路を挟んで窓に面した調理用の棚がある。 窓からアルバータ峰の大岩壁が眺められる。


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