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我が家のイギリス旅行記#13 第5日 前編 ロンドン塔からベーカー街へ

2024年の夏休み、家族で出かけたイギリス旅行の思い出をここに記す。
第5日、ロンドン観光最終日は朝からTower of London(ロンドン塔)へ。

2024年8月24日(土) 雨 夕方;Thunderstorm with Rain
8時 14℃ 5.56km/h, S/15時 16℃ 14.8km/h, W/22時 15℃ 16.7km/h, W
日の出6:02-日の入り20:04

ロンドン観光最終日

泣いても笑ってもロンドン観光最終日。
目いっぱい楽しみたいところだが、朝からあいにくの雨となった。
ホテルを8:15に出て、すぐ近くの The Black Olive Cafe という店で最後のイングリッシュブレックファストをいただいた。

Tower of London

朝食を終え、Barbican 駅から地下鉄に乗る。
10分ほどで Tower Hill 駅。

地下鉄の写真がじょうずに撮れない

Tower Hill駅はロンドン塔のすぐ北側にあり、駅を出ると目の前にロンドン塔の建物が見える。
ただしロンドン塔の入口は敷地の西南端にあり、お濠をまわりこむように雨の中を7~8分歩かなければならない。

ロンドン塔の入場もインターネットで事前予約済である。
枠は9:00、9:30、10:00、と30分刻みで設定されていた。

チケットの発券時間から 30 分以内にご来場いただけます(例: 10:00 ~ 10:29)。発券時間より前または後の入場は保証できません。

https://www.hrp.org.uk/tower-of-london/visit/tickets-and-prices/#gs.em6216

という記載がありちょっと怖気づいたけれど、朝イチなので遅れることはないだろうと考え、9:00で予約(9:00~9:29の間に入場できる)。
しかしながら当日、入口に着いたときには9:25を過ぎていた。
ちょっと危なかった。

日本語対応については

  • 日本語のオーディオガイドあり(£5.00)

  • 日本語版ガイドブックあり(£4.99)

  • みどころ案内板にも日本語表記あり

という感じだった。
私たちはガイドブックを1冊、事前購入しておいた。

入口を抜けて最初の門をくぐったところにオーディオガイド受付があった。
ガイドブックについてはどこにも案内表示がなかった(ように見受けられた)が、右手側のショップが引換所(販売所)になっていた。
棚から日本語版のガイドブックを見つけてレジに持参しバウチャー(の紙)を提示することで、無事引換えができた。

ロンドン塔の中についてはあまり予習をしていなかった。
訪問の所要時間は「すくなくとも3時間(公式Webサイト)」「所要2時間以上はみておきたい(地球の歩き方)」といった情報を得ていたが、私たちは最大2時間程度の時間しか確保していない。
ある程度はしょりながらまわる必要があった。

ジュエル・ハウス

城壁の内側を、城壁沿いにまっすぐ進む。
人がたまっている場所もあったがそこは無視して(そこがトレイターズ・ゲートだった)、左折できる場所で左に折れて敷地の中心部に向かった。

目の前にはカラスが1羽。
ロンドン塔ではカラスが飼われているそうだが、ケージは敷地内の別の場所にあるようだ。
そのカラスはよそものだったのだろうか?
羽が一部切り取られているようにも見えた。

奥に進むと広場のような場所があり、正面の建物にも衛兵が立っていた。

この建物には入れるようなので、入ってみる。
そこがロンドン塔観光の目玉、ジュエル・ハウスだった。

The magnificent Imperial State Crown is worn by the monarch at the end of the coronation ceremony and at formal occasions like the State Opening of Parliament, reminding us the Crown Jewels is a working collection.
壮麗な帝国王冠は、戴冠式の終わりや国会開会式などの公式行事で君主が着用し、王冠宝石が実用的なコレクションであることを私たちに思い出させます。

https://www.hrp.org.uk/tower-of-london/crown-jewels

館内は撮影禁止。
重要と思われる王室のジュエリーが展示されている箇所は、動く歩道からの見学となる(愛知万博でナウマン像を見たときと同じ仕組み)。

通路には分厚い鉄扉が据え付けられていた。
夜間等厳重に施錠され護られているのだろう。

宝飾品の類いには普段興味をもたない私でも、居並ぶ展示品の輝きに見とれてしまった。
まさに「宝石」だなあ、という感じだった。
やっぱりイギリス王室はすごい。

ジュエルを丁寧に見てまわり、30分ほどかかって建物を出た。

出たところにトイレがあり、家族が行っているあいだに私は目の前の階段をあがり城壁の上に出てみた。
北東端のマーティン・タワーから城壁を伝って西隣のブリック・タワーまで行って戻ってきた。
城壁の外側にはロンドンの「今の街並み」が見えた。
各タワーをめぐって城壁をぐるりまわれるならそれも楽しいかな、と考えたが今日は時間がない。

家族と合流し正面の広場に戻ったら、ただの空き地と思っていた場所に入館待ちの大行列ができていた。
私たちは行列ゼロでジュエル・ハウスに入ったが、それはラッキーだったのかもしれない。

ホワイト・タワー

次はホワイトタワーに入る。

建物の入口は南側にあった。
階段にすこし立ち止まる程度の行列があったけれど、ジュエル・ハウスの大行列に比べれば大したことはなかった。

建物に入るとまずたくさんの甲冑が並ぶフロアがあった。
階段を上がり次のフロアに行くと武具が飾られており、という感じで、建物そのものの構造を眺めながら展示品をさらっていく。
この流れは、日本のお城を見学するのとまったく同じだった。

ただし、いちばん上に登っても天守台はなく、周囲を眺めわたすことはできなかった。

建物を出たところにビーフィーターがうろうろしていた。
一緒に写真を撮影してもらう。

ロンドン塔での最低限のことが片づけられた気がしたので、ほかにも見どころはあったかもしれないが外に出ることにする。

ガイドブックではロンドン塔にはいつも「血塗られた歴史」「悲劇の舞台」といったネガティブな形容詞が付けられ、なんとなくおどろおどろしい場所というイメージがあった。
見ておもしろいのだろうか?行かなくてもいいのではないか?とさえ考えたりしたが、実際に観てみると印象は違った。

この場所はもともとは城郭であるが数百年前にその役目を終え、その後は「何かを城壁の内側に厳重に閉じ込めることができる」という機能を活かして時代ごとに便利使いされている。
ある時代には牢獄であり、ある時代には動物園だった。
そして現在は宝物庫になっている。
それだけのことなのだ。

さすが世界遺産、一級品の観光スポットで来る価値が大いにあった。

Tower of London 見学データ

入場料 £139.20 Adult(age 18-64)£34.80 ×4
予約時刻 9:00(9:00-9:29) 
実際の入場時刻 9:25
日本語対応 オーディオガイド£5.00、ガイドブック £4.99
出場時刻 10:50
見学所要時間 1時間25分

タワーブリッジ

ロンドン塔の出口はホワイトタワーのすぐ南側で、テムズ川河畔に出る。
城壁を抜けると、目の前にタワーブリッジがあった。

今回のロンドン滞在では、タワーブリッジは積み残しとなった。
やや心残りだが、もう次の訪問先に向かわなければならない。
家族でタワーブリッジを背に記念撮影し、ロンドン塔の敷地を時計回りにTower Hill 駅まで戻った。

ベーカーストリート

次の目的地はロンドン自然史博物館である。
最寄りの South Kensington 駅までは、Tower Hill 駅から地下鉄1本で行くことができる。
しかし私はすこし遠回りをした。
Circle Lineで Wensminster駅まで行って下車し、Jubilee Line に乗り換え。

Wensminster駅はちょっとレトロな宇宙基地の内部、もしくはスターツアーズの駅の中みたいなつくりになっていて、なかなかおもしろかった。

イギリス地下鉄の駅はおもしろい。
築100年を超えるような古い駅舎が残っていたり、ところどころ昭和レトロ的なデザインも見られたりする。
「アトラクション」のようで、マニアにはたまらない。
そのわりにロンドン地下鉄を語るWebサイトはあまりないようで、情報収集には難儀した。
もし私にロンドン2回目があるとしたら最低1日はロンドン地下鉄めぐりに費やし、それをネタにしたブログを書こうか、などと考えている。

さて、jubilee Lineに乗り換えた私たちは Baker Street駅で下車。
駅構内にはシャーロックホームズのシルエットがデザインされたタイルがあった。

駅を出たところにはシャーロックホームズが立っていた。

ベーカーストリートに立ち寄ったのは家族向けのちょっとしたサプライズ的演出だった。
結果は「ややウケ」だった。

#14に続く。


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