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我が家のイギリス旅行記#16 ロンドンで宿泊したホテル
2024年の夏休み、家族で出かけたイギリス旅行の思い出をここに記す。
今回は、宿泊したホテルのこと。
Citadines Barbican London
ロンドンでは「Citadines Barbican London シタディーヌ・バービカン・ロンドン」というホテルに滞在、5泊した。
ほんとうは、ロンドンならではのホテルに泊まりたかった。
築100年くらいの建物で家族経営でやっているような小ぢんまりした旅館のようなところ。
せっかくヨーロッパまで行くのに、日本にもあるようなふつうの現代的なホテルに泊まってもしようがない。
そう考えていた。
しかしながら、せっかくの家族旅行であまり自分の趣味を追求しすぎるのはいかがなものか。
旅慣れない、何もわからない自分たちには、見知らぬ土地ではある程度ちゃんとしたホテルのほうが良いのではないか、快適さとか便利さとかをある程度重視したほうが良いのではないか、と思うようになってきた。
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旅行予約サイトの検索結果を安い順に並べ替えてちょうど良い価格帯の5ページ分くらいに掲載されている宿泊施設について、GoogleMapで片っ端から確認した。
たいていは私が当初希望していたような宿ばかりがヒットした。
そこからクチコミでだいたい4.0前後、立地は町なかからあまりにも離れていないところ、あと兄弟で1部屋利用となるためできればツインルーム確約、という感じで絞り込んでいった。
リストアップされたなかで「シタディーヌ バービカン ロンドン」は新しい、きれいめのホテルという位置づけだった。
場所も良い。
そのわりに価格もリーズナブルだ。
逆に、ほかに何かの要素があるのではないか?と不安になってしまうほどだった。
私たちにはここがちょうど良いかもしれない、と思った。
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個人の感想です
いまロンドンから帰ってきて、「シタディーヌ バービカン ロンドン」で本当に良かったと思っています。
何の文句のつけようもない★5つだと思う(もちろん個人の感想です)。
リーズナブルな価格には、明確な理由があった。
ここはいわゆる「アパートメントホテル」なのだ。
シタディーヌはれっきとしたホテルブランドで、最近は日本にも出店しているようだからそんなことは一般常識なのかもしれないが、自分は初体験だった。
そして、それは自分にとってなんの問題もなかった。
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最大の特徴というかポイントは、ハウスキーピングが別料金だったこと。
そしてその注文をしなかったので、私たちの滞在中は一度も部屋の清掃が入らなかった。
リネンの交換もなかった。
いっぽうこちらは朝早くから夜遅くまで観光に明け暮れ、ホテルでの滞在時間は短いのでほとんど清掃は不要だった。
タオル・バスタオルは地下1階のランドリールームに行けば必要なものを自身で補充することができた。
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自炊のできるキッチンもついていた。
これは予約していた「クラシックルーム」ではなく「スタジオルーム」にアップグレードしてくれていたおかげのようだ。
流し、コンロ、電子レンジ、冷蔵庫、電気ケトル、食器もそろっていた。
クローゼットも広く、ハンガーもたくさんあった。
バスルームはシャワーのみ。
アメニティは何もなかったが、シャンプー・リンス・ハンドソープはあった。
シャワーの水量の弱さだけは気になった(全体評価に影響しない程度)。
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とにかく、部屋は申し分なかった。
ロンドンの宿泊施設はとにかく高いと聞いていたから、この価格で泊まれるホテルの部屋としてはかなりのグレードだったかと思う。
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いっぽうサービスのほうについては、こちらもまったく文句なし。
そもそも安いお客なので特段のものをホテルに求める筋合いもない。
とにかく英語がダメな私たちファミリーが大過なく過ごせればそれでじゅうぶんと考えていた。
じっさい、スタッフはどの方も穏やかでにこやかで親切だった。
要求レベルは軽く超えていた。
チェックインのときに英語でわーっと説明いただいた内容はさっぱりわからなかったが、ランドリールームで洗濯ができるのと、同じフロアにコーヒーメーカーがありいつでも無料でコーヒーがいただけることが説明されていたようだ。
ホテルへの入館やエレベーターにも部屋のカードキーが必要で、セキュリティもしっかりしていると感じた。
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ホテルのまわり
1階には朝食をとれるレストランもあったが、私たちはそれを利用しなかった。
ホテルの周辺に飲食店が充実していたからだ。
毎朝の食事を外で食べるのが楽しくてしかたなかった。
ホテルのすぐ北側にも、すぐ南側にも、小さなカフェがあった。
南側の「Gate Grill Cafe」は夏休みなのか長期休業中だった。
北側の「Black Olive」はおしゃれで美味しい朝食をとることができた。
しかし私たちファミリーはすこし脚を伸ばし、聖バーソロミュー病院前の「Beppe's Cafe」に出かけるのがいちばん好きだった。
「Beppe’s Cafe」はそれだけで記事をひとつ書き下ろしたいくらいの、わがファミリーの素敵な朝食会場だった。
私にとってはこの先、フルイングリッシュブレックファーストはこの店の味と量が基準になる。
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ホテルの隣にあるイタリアンレストラン、も良かった。
La Bottega Bocca In Cielo という名前だった。
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Farringdon方面に散在するPubも、どれも素晴らしかった。
The Hands and Shears
Sutton Arms
Bishop's Finger
Ye Olde Mitre
など。
とくにSutton Arms は秀逸だと思う。
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スーパーマーケットもあった。
バービカン駅まで徒歩3~4分のあいだにTesco Expressというスーパーがあり、24時間営業ではなかったが通りがかった時にはいつも開いていた。
バービカンセンター、チャーターハウス、聖バーソロミュー教会、スミスフィールドの肉市場などもあり、いい散歩コースが作れそうだ。
そして、バンクシーの壁画まで徒歩5分、というのもこのホテルの大きなセールスポイントになっているはずだ。
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おススメです
このように、非の打ちようのないホテルに私たちは出会うことができた。
ロンドン滞在を支える「ホーム」がこのホテルで、ほんとうに良かった。
まじでオススメホテルです。
※ステマではありません。
#17(オイスターカード編)につづく。