プロパガンダ。April 26, 2018

こんにちは！３度のメシより共産主義が好きなサノ☆ユタカです。

旧共産圏の建築ってカッコええよなあ。

プロパガンダ目的で建ててるからブレがないんだよな。

ブルガリアの首都ソフィアから車で２時間半ほどの何もない田舎の小高い山の上に突然あるBUZLUDZHA。

このモダンな建物はでかい会議場だったんだけど今は廃墟になって風雨にさらされてるっす。ここは内装もすごかったんだけど今は屋根のガラスも落ちて侵入禁止っす。このキリル文字は労働はかっちょええ的なことが書いてあってこれ見て若者がよーし働くぞーって思っちゃたんだよな。すげーな共産主義って。

って訳でいま、ブルガリアに来てるっす。1989年まで共産圏だったブルガリア。首都ソフィアの街はいろんな様式の教会と共産主義建築の合間にローマの遺跡がぎっしりたくさんあるっす。

サノ☆は郊外の山の中のロケ撮影で来てるんだけどソフィアには共産主義時代に建てられたスタジオが今もあるっす。

NU　BOYANAスタジオは最大のスタジオ。ここでいろんなプロパガンダ映画を作ったんだよな。

ハリウッド資本が入って来て作ったニューヨークの街のオープンセットはハリウッドのユニバーサルスタジオよりデカイっす。

ブルガリアはヨーロッパ最貧国って言われるだけあって物価や人件費が安いからこのオープンセットはヨーロッパの映画やCMはもちろんハリウッド映画にも使われているっす。有名なのはエクスペンダブルシリーズ。

あのユニクロのCMでもニューヨークで撮る予算がなくてここでやったのもあるんだぜ。

50年代からの衣装や武器とかもギッシリここの倉庫にあって俺が行った時にもハリウッドの大作戦争映画を撮影中だったす。

日本映画テルマエロマエ２で作った巨大なローマ風呂や街なみ、闘技場のセットがそのまま残されていて使われているっす。映画ヘラクレスではギリシャの街なみとして使われたから今や一部ギリシャっぽいカラーリングに変わってたけど。

スタジオの一番の自慢は２ヶ月前に完成したばかりの巨大プールスタジオ。深さ６メートル広さ２５メートル四方のプールには天井に可動型大型クレーンも常備されて船とかつれちゃうし水中窓もあって撮影できるんだぜってスタジオのオヤジに自慢されたっす。

ソフィアは割と治安もよくて深夜24時間営業のスーパーや酒屋も多くて夜遊び好きも多いっす。

悪いグラッパみたいなラキヤっていうブルガリアの酒は超強いから要注意っす。食事もまあまあ食べれる味で高級店で食うだけ食って相当呑んでも１人３０００円いかないくらいっす。

俺は今回ソフィア工科大学の周りの学生街のホテルに泊まったんだけど団地の中にすげえいっぱいクラブがあってクリビツっす。

５０メートルくらいごとにびっしりクラブがあって平日でも朝方まで客もびっしり。
こっちのクラブは韓国のクラブと同じでテーブルに１本ボトルを入れて席をキープする方式。

テーブルで水タバコを吸ってる客も多いっす。毎夜1時過ぎくらいからセクシーダンサーがお立ち台で踊って客を盛り上げるのがソフィア流っす。

ブルガリア語でガンガンにMCを入れてくスタイルのDJがちょっとエスニックなブルガリア語のダンスミュージックをかけまくってるところが多くておもろかったす。たむろしてるブルガリアの若い男たちはみんな坊主頭でマッチョ。若い女の子は過剰にセクシー。プロパガンダに命をかけてた昔の人たちがこのクラブの若者を見たらどう思うんだろうな。

とか思いながらラキヤを飲んで水タバコ吹かしておっさんは今夜も記憶を無くしちゃいますよ。まじで。