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3週間イタリア・フランス卒業旅行

2024の2月に卒業旅行でイタリア・フランスに計3週間行ったのでその記録です。
2月は日没が早く観光時間が減ってしまいますが、長丁場の旅行だと17時ごろまでを活動限界とした方が体力的にグッドでした。


前準備

  • 飛行機予約:エアチャイナを使用。往復11万と驚安。北京での乗り継ぎが日をまたぐとホテルに無料で泊まれます。予約の段階で10万→11万に値段つり上げてきたのはむかつきましたがキャッシュ削除で回避できたんでしょうか……

  • シムカード:30日間10ギガで2000円弱。スマホがデュアルシムなので電話番号は日本のままいけました。渡航後にチケットをネット購入する際、電話番号でクレカ承認くる設定にしていたのでデュアルSIMで良かったです。

  • 旅程計画確定:ローマ→フィレンツェ→ミラノ→ベネチア→ローマ→フランス→ローマ→(北京一泊乗り換え)→羽田。とにかく長いのでここを決めるのが一番疲れました。パックツアーの日程を参考にしつつ工程を決めます。

  • ヨーロッパ格安航空予約:イージージェットにし、仏伊の往復券を取得。基本的に全て往復で取得した方が安いので上記の旅程になりました。

  • 特急券購入:全てオミオで取得。イタリアの都市間移動の特急券は全てこちらで買いました。

  • 美術館チケット予約:アカデミア美術館、ウィフィツィ美術館フィレンツェのクーポラバチカン美術館予約最後の晩餐、サンマルコ寺院、ボルゲーゼ美術館、ルーブル美術館、オランジュリー美術館

  • ↑上記の美術館は全て予約したほうが良いですが、特になるはやにした方がいいのを太字にしました。最後の晩餐は奇跡的に取れたので、そこから日程を組みました。

  • 保険:たびほにして生命保険系を全部外しました。生保は自分にお金が入りませんが、一番保険料が高いように感じます。もし盗難に遭った場合は警察署に行き被害届的なものがいるのかなど、支払いを受ける条件を調べたほうが良きです。

  • エアビー予約:フィレンツェ3泊36,475円、パリ4泊45,676円。両方とも二人合わせての値段。フィレンツェのエアビーの広さに対してパリは本当に狭かった。やはりパリの物価は高い。基本的に夜ご飯はエアビーで夕飯を作っていたのでキッチン付きを選択。ちなみに1€160円です。

  • 治安対策:基本的には宿のスーツケース(鍵付き)の中にパスポートを残しコピーを持ち歩きました。街歩き中は服の中に薄いボディバッグを装着し、その中に予備のカード、もしもの現金、パスポートコピーを入れておきました。外務省が月次にまとめている邦人被害を見ると意識が高まるのでおすすめです。(薄いボディバッグは100均)

持ち物はこちらの動画を参考にしました。

機内持ち込みサイズのスーツケース+リュックで旅立ちます。ロストバゲージが怖すぎるので行きは全て機内持ち込み、復路は預けました。

長くなっちゃったのでここから先は蛇足みたいなものです。

1日目 移動

寝坊と時差ボケが怖いので徹夜して空港に行きました。
機内持ち込みの重量は思った通り全く測られません。Skyscannerで調べた感じ一番安かったエアチャイナで行きましたが、購入の際エラーに何度もなってめちゃくちゃ苛つきました。
ご飯は普通です。不味くないけど美味しくもない。

左上のパンがスタメン。お手拭きが付いてて嬉しい。

エアチャイナは欧州に行く場合だいたい北京でトランジットがあるため、長くても11時間の飛行機滞在です。
予約時は乗り継ぎなんてめんどくさいと思っていましたが、14時間ぶっ続けはエコノミー症候群でしんどいので丁度よかったです。ぐっすり寝てもイタリアにつく頃にはげっそり。夜に到着するフライトだとそのまま泥のように眠れるので良きです。
ちなみに乗り継ぎ時間が長く、日をまたぐようだとトランスファーホテルをタダで利用できるので長い乗り継ぎ時間もおすすめです。要電話予約ですが、日本語オペレーターなのでありがたい。

乗り継ぎの北京空港は中国内といえどクレジットカードも使えるので困りません。マイボトル用に給水所があるので汲むこともできます。

ロシア上空を飛べるので少し早い

2日目 ローマ市内

飛行機の疲れを癒すために10時ぐらいまで寝てました。1日目は予約なしで観れる施設を中心に回ります。飛行機の遅れや時差ボケがあることも加味して、初日の予定はあまり立てていませんでした。
お昼前には市内にバスで出て、ジェラートとピザを食べます。冬のはずなのに太陽がさんさんと輝き春のように暖かかったのですが、常からこうでなくたまたま異常に暑かったらしいです。日中は上着がいらないぐらい。

トレビの泉。人が多い
ナヴォーナ広場 ベルニーニの彫刻が綺麗。スリっぽい人を見かける。
サンタンニェーゼ イン アゴーネ ナヴォーナ広場の正面にある。天井が綺麗。
パンテオン 当日でもチケット取れた。ラファエロの墓がある。スリっぽい人をみかける。ナヴォーナ広場と同一人物だった。
サンタ・マリーア・マッジョーレ教会 中があまりにも荘厳でしばらく開いた口が塞がらなかった。

一日目にして教会の荘厳さに圧倒されまひた。そしてジェラートがびっくりするくらい美味しい(ジェラートは2.5-3.5€ぐらい)。ピザもパスタも美味しい。
そして広場は誰でも来れて逃走経路が確保しやすいからか、スリっぽい人をちらほら見かけました。写真撮影に気を取られてスラれないよう気を付けました。

3日目 フィレンツェへ

朝からフィレンツェへ移動!治安のことを考え移動は全て朝にしました。直前になるほどチケット代が高くなるので、なるはやで特急券をオミオで取ります。そしてオミオでアカウントを作るとクーポンコードが発行できるので一緒に行く友人とクーポンコードを送りあいました。

アカデミア美術館 たくさん彫刻が並んでる部屋は壮観
ウィフィツィ美術館 ものすごく広くて、ありえないほどすごい
美術館のshopにすしおさんの画集があって嬉しくなった

美術館二軒はしごはかなりクタクタになったのでジェラートで糖分を補給し、スーパーのお惣菜を夕ご飯にしました。フルーツは安い!!
ちなみにですがどこのジェラート屋さんも老若男女問わず定員さんがめちゃくちゃチャーミング。ウインクしながら渡してくれたりするので超ときめきました。

4日目 ピッティ宮殿

この日は月一の美術館無料開放デー!必然混みますが、皆がウフィツィに行く午前中にピッティ宮殿を回りました。

こういう豪華絢爛な部屋が沢山ある。メディチ家すごい
庭も広い
お次はクーポラ※こちらは無料開放無し
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 ウィキによると贖宥状を発行して建築したとのこと。綺麗なのに歴史背景が綺麗じゃない。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 世界最古の薬局行ってみたい!と思って行ったら新しさを見せつけられてびっくりした。チームラボみたい。

フィレンツェだしトスカーナ料理を食べたいねということで、ラザニアを食べました。本当に全部うまくて最高。適当にお店に入っても全て東京の大当たりイタリアンみたいな感じでした。日本の美味しさの延長線上にある味なので食事が合わないということはなさそう。

5日目 ピサの斜塔

まずは昨日上り損ねたジョットの鐘楼へ。

昨日見たクーポラを上から見ることができるのだ!

半日でピサは回れるとの前情報だったので、昼前に移動しました。フィレンツェーピサ間は普通列車で1時間ほど。駅からは歩いて斜塔まで行きました。

登ると傾き加減&螺旋で三半規管に打撃を与えてくる。トリックアート写真を撮るのが楽しい。
昼ご飯はマクドナルド。このポテトと揚げパンみたいなの日本でも売ってほしい。マックカフェの充実具合がすごい。

6日目 ミラノ

地下鉄で財布を出してチケット買ったらスリらしき女の子二人が付いてきたのでビビります。
以降、ポケットに小銭を入れて財布を取りださずに駅で切符を買うようにしました。思えば旅行者と丸わかりのスーツケースを引いて地下鉄を使ったのはここだけだったので狙われたのかもです。結果的には無事だったのでヨシ!

ドゥオーモ チケットを当日取ったけど入れた。でもやっぱ事前取得がおすすめ。
スタバ 希少なスタバらしく、ディズニー敷地内の飲食店のようなアトラクション風味で面白かった。
最後の晩餐 太宰治の『駆け込み訴え』をオーディブルで3周するぐらい聞いていたので本当にテンションが上がった。イエスの向かって右半身は人間で、手も動揺を表しているという説が好き。青い衣の方は神で救いの手をしているが、まだ人間の部分があるのだと思うとときめく。この後、磔から復活して完全に神になると思うと趣がある。人であったイエスの最後の日が描かれているんだ……
スフォルツェスコ城 散歩がてら横切りお庭のリスを愛でた
アンブロジアーナ図書館 レオナルドの鏡文字メモやアテネの学堂の下書きを見れる。学割がきく。※パスポート見せるだけでいけた
ドゥオーモを登った。フォトジェニックすぎるゴシック建築のゴツゴツ感がたまらん……かっこいい

7日~8目目 ベネチア

ミラノから特急でベネチアとイタリア本島を結ぶ橋の上を走って無地到着。もちろん島内も橋だらけ。橋はアーチ状で必ず階段があるのでスーツケースだと歩くのが大変です。
ベネチアは美術館に行かず街歩き&教会が中心なのでトイレに困ります。そして一番歩き疲れます。

街歩きが楽しい
ベネチア本島からブラーノ島へ
カーニバルの時期なのでこういう仮面を被った人たちを沢山みれる。
サンマルコ寺院 金が沢山使われていて商業都市ベネチアの経済力を感じた
ジョジョ第五部の聖地ッ!!サン・ジョルジョ・マジョーレ教会ッ!

元が取れそうだったので水上バスは2日券(30€)を購入しましたが私は途中でなくすし友人は有効期限内なのに謎に改札で引っかかってました。※押し通った

9日目 ベネチア→ローマ

再び特急に乗りローマへ。8時代の電車だったので朝ごはんを電車の中で食べました。サンドイッチがめちゃうま。

オリーブツナとか海産系サンドイッチも美味しかった

この日は旅の疲れがたまってきてたのでローマに着いてからはダラダラして近所の適当な教会まで散歩してゆっくりしました。

近所の教会すら凄い。とはいえ40分ぐらい歩いた。

10日目 バチカン美術館

朝1入場を目指しバチカン美術館に向かいました。バチカン美術館で意識したのはツアー客が来る前に地図の間、最後の審判を見ることです。

こちらのサイトを参考に、最速でシスティーナ礼拝堂に向かいました。
写真撮影禁止なので写真はありませんが、最後の審判非常に良かったです。地面のモザイクも素敵で、人がたくさんきて覆い隠される前にいけたのがデカい。

地図の間。あまりにも壮麗でカメラの画素数が負けてます。ツアーが来る前だとこんな感じに奥行きの凄さを感じられる。
せっかくなのでバチカン美術館からはがきを日本に送りました。3週間後くらいに届いた。
サンピエトロ寺院はツアー客だと美術館から直通らしいですがツアーじゃないので雨の中待ちました……寒い
漫画でもよくパロられるピエタが見れたのはかなり嬉しかったです。人は今までで一番多い。
荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』55巻 集英社
堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』37巻 集英社

11日目 日帰りナポリ

治安が悪いと噂なのでパスポートを置いてナポリに行きました。月1,2回は郊外で銃の事件があるけども駅前は昔よりマシらしい。
個人的にはナポリが一番楽しかったです。

サンタキアラ教会。回廊がとてもかわいい。
このような雑多な通りが見れてとても楽しい。ちょっとした手すりに鳥の糞が付いており、それに触っちゃったのでお手拭き持って行ってて良かったです。ちなみにミラノ・ヴェネチア以外のイタリア都市は本当に糞遭遇率が高い。地面への意識は向いていましたが手すりは死角でした。
海と太陽がとてもきれい

ナポリピザもおかし系も美味しくローマより1~2割体感安いので、ナポリかなり気に入りました。安くて美味くてちょい雑多と、日本で言う福岡ポジションなのかな。
基本的に人が多いところしか行かなかったからかそこまで治安の悪さは感じませんでした。※暗くなる前にローマに帰ってます。
ナポリを見て死ぬことができるので嬉しい。

バッドニュースですが夕方の激込みローマ市内バスに乗ってしまい、痴漢?スリ?みたいな人がくっついてきたので途中下車しました。おそらく痴漢して気をそらせたとき仲間がスる寸法だと思います。複数人乗ってきた時や出入り口近くは注意する必要がマジであります。日本語喋っていたから観光客として狙われたのかもしれません。観光客まるわかりのスーツケースを持ち歩く必要がある時は絶対に混んでるバスに乗らない方がいいです。バスの方が電車より区間短いし逃走経路確保しやすいのかなと思うなどしました。
※こういう時友人と一緒だと「最悪だよ(怒)(怒)(怒)」と言いながら帰れるのでおすすめ。でもスラれなかったのは本当に良かった。

12日目 コロッセオ

フォロ・ロマーノとセットのコロッセオなので古代遺跡も一緒に回れます。一番日本人を見かけ、ブチャラティのぬいを携えた方がいて話しかけるか迷いました。
カンピドーリオ広場。フォロロマーノから歩いてすぐでローマを一望できる。

この後はパニーニ食べてジェラート食べて真実の口に手を突っ込みました。

13日目 休む日

この日は近所のスーパーに行って土産買ってエアビーでご飯作ってダラダラしてました。

14日目 ボルゲーゼ美術館→フランス

現代フィギアにも影響を与えていそうな躍動感。石とは思えない柔らかさがある。

ボルゲーゼ美術館を見た後はフィウミチーノ空港に向かいました。

テルミニ駅で買ったお菓子があまりにも美味しかった。
Martinucci Laboratory - Stazione termini
オルリー空港からトラムで宿のあるビルジュイフに向かいます。

空港でパリミュージアムパスを購入。
いったんここで切ります。

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