米国防省新言語Ada95でプログラミングを学習した(Hello world!)
Adaを対象にプログラミングを習う第2回です。 内容は、John EnglishのAda 95: The Craft of Object-Oriented Programmingの2章前半の読書感想文です。
Hello world!を画面に表示するプログラムを通してAdaの基礎を学習しました。以下はそのまとめです。
ソースコード
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--
-- プログラム: Hello
-- 目的: "Hello world!"の表示
-- 作成者: 聡
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with Ada.Text_IO;
procedure Hello is
begin
Ada.Text_IO.Put ("Hello world!");
Ada.Text_IO.New_Line;
end Hello;
プログラムの元になるテキストを、ソースコードという。ソースコードは、コンパイラによりコンピュータの内部形式に変換される。
コメント
--コメント
ソースコードにはコメントを付けることができる。
コメントは、一対のハイフン--で始まり、その後の記載がコンパイラに無視される。
(つまり、コメントの対象はソースコードを読む人です。)
プログラム
procedure 名前 is
宣言
begin
文
end 名前;
Adaのプログラムは、プロシジャから構成され、そのプロシジャは、一連の動作により定義される。さらに、各動作は、文により定義される。
(動作は抽象的な概念であり、ソースコードには表れないようです。)
プロシジャの一般的な定義は、名前と、宣言と、文とからなる。
(Hello world!の例では宣言がありませんので、省略可能なようです。)
文脈節
with パッケージ名;
...
パッケージ名.プロシジャ名;
...
Adaには、既存のプロシジャを再利用するための仕組みとしてパッケージがある。
パッケージは、関連するプロシジャの宣言を集めたものである。Adaでは、入出力などの機能が、標準パッケージにより提供される。
パッケージに収められたプロシジャを使うには、
1. パッケージをwith節にて指定し、
2. プロシジャを、パッケージ名.プロシジャ名で参照する。
(文脈節には、他にもuse節があるようですが、いまいち理解できませんでした。)
名称
SaToShi
satoshi
SATOSHI
名称(名前)は、英文字から始まり、それに続く任意の英文字と数字からなる。名称には、下線を含めることができる。
コンパイラは、名称の大文字と小文字を区別しない。
(上の例では、すべて同じ名称として扱われます。)
文字列
"←ここから、ここまで→"
"一つの引用符""を表示するには、引用符を二つ続ける"
↓
一つの引用符"を表示するには、引用符を二つ続ける
前後の二重引用符で囲まれた一続きの文字を文字列という。文字列内の連続する二つの二重引用符は一つの二重引用符として扱われる。
(例えば、一つの二重引用符からなる文字列は""""となります。)
まとめ
今回からプログラミング学習らしくなりました。しかし、Adaのプログラムを作成する環境がなく、確かめることができないので、正しく理解できているか不安です。次回は、2章の後半で簡易電卓の作成です。
おまけ
なんだかタイトルにAdaの文字を入れてから閲覧数が伸びなくなった気がします。テコ入れのために、キャッチーな文句を足してみました。約1万年にも及ばんとする人類の長い歴史に鑑みれば、1995年策定など十分に新しいと言えるはずです。
※追記
ダッシュボードのビューを、閲覧数のことだと思っていましたが勘違いでした。
noteのビューの数は、YouTubeでいえば視聴数だけでなくインプレッションの数も含まれるようです。なので、タイトルの変更に意味はありませんでした。
この仕組みだと、誰にも読まれなくても定期的にビューは増えるはずです。