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【アベレージ鬼強】青ロストバレット

割引あり


はじめに

こんにちは。
今回はチャンピオンズリーグ愛知にて好成績を残した『ロストバレット』について解説させていただきます。 

この『ロストバレット』で残した成績が以下になります。




チャンピオンズリーグ愛知
7-1
6-2
10-4


今まで私が出してきた二つのロストバレットはどちらも「かがやくリザードン」を採用した形でしたが、今回は「かがやくゲッコウガ」を採用した形になっています。

今までのものも引き継ぎつつ、環境の変化を受けて柔軟に変化させましたので、もしよければお手に取っていただけると幸いです。

環境考察

クリムゾンヘイズ環境

前環境からクリムゾンヘイズの発売により、『ロストバレット』に影響を与えるであろうカードが以下になります。

 「ガチグマアカツキex」

現代の『ロストバレット』の大きなテーマの一つに「テツノカイナex」を返すことが挙げられます。
そのために「トドロクツキex」や「かがやくリザードン」を採用していたわけですが、「ガチグマアカツキex」の登場により、それらの役割をこのポケモンに託すことができます。
また、HP260と耐久のラインも大きく、対『ロストバレット』において、相手は小さいポケモンを倒していく関係で、大きなポケモンを倒すためのリソースを残すことを怠りがちになります。
そのため、「ツツジ」や「ナンジャモ」などで手札干渉をしながら、「ガチグマアカツキex」を投げるなどで、1ターンを巻き返すプレイをすることが可能になります。

 「アンフェアスタンプ」

「ウッウ」などで序盤から殴ることでサイドレースを優位に進められることが『ロストバレット』のいい点です。しかし、序盤に雑にサイドを取ることで、ロストが溜まっておらず、盤面も弱く、山札が圧縮できていない状態で「アンフェアスタンプ」を使われると、手札が非常に細く弱くなります。このカードの採用が検討されるであろうデッキに対しては慎重なサイドレースを意識しなくてはならないでしょう。
そのため、序盤のアドバンテージを取るプランが採用しにくくなっています。

 「サバイブギプス」

「ワザのダメージを受けて」なので、「トドロクツキex」では気絶させることができるため、あまり『ロストバレット』にとっては関係がないように思いますが、このカードが採用されるようになると、「ロストスイーパー」の採用が相対的に価値を持つようになります。そうすると、序盤に雑に「キュワワー」に「きんきゅうボード」を貼ることのリスクが非常に大きくなります。

クリムゾンヘイズの総括

全体として、殴り勝つ『ロストバレット』の立ち位置は比較的悪くなっているように思います。
特に後者の二つ、「アンフェアスタンプ」の存在と「ロストスイーパー」の採用価値の上昇が、前環境で流行った殴り勝つコンセプトに対して強力なメタとなることは間違いありません。

まとめ

1.「アンフェアスタンプ」による序盤アドの取りにくさ
2.「ロストスイーパー」の採用価値上昇によるプレイのしにくさ

デッキのシェア

tier1
『悪リザードンex』、『ルギアvstar』

tier2
『ロストバレット』、『サーナイトex』

tier3
『ロストギラティナvstar』、『未来バレット』

現在のシェアはおおよそこのようになっていると思います。

後述の「各対面毎の立ち回り」にて委細を示しますが、対『悪リザードン』や対『ルギアvstar』は、一般的には『ロストバレット』に軍配が上がるように思われていますが、かなり苦しい勝負をさせられる印象が非常に強いです。

また、『サーナイトex』なども相手のプレイ次第では非常に苦しい試合を強いられます。

『ロストバレット』は、「ガチグマアカツキex」によって、構築の自由度が上がったものの、比較的苦しい試合が多いことに変わりなく、はなえらびの機嫌次第では、かなりの試合がひっくり返ることに注意しておきたいです。


ロストバレットの現状

クリムゾンヘイズの影響に加え、各デッキタイプの採用カードの推移により、『ロストバレット』が苦しくなっている部分があります。

それは

「ビワ」

の採用です。

『ロストバレット』というデッキは、リソースとの勝負です。

そのために、ゲームで使うカードをはなえらびで引っ掛けさせないプレイを重視します。

例えば、「ミラージュゲート」や「すごい釣り竿」などのリソースは手札にかかえておけば、はなえらびで引っかかることはありません。
「ナンジャモ」で手札が下に流れたとしても、山札を混ぜないようなプレイをすれば、終盤に薄くなった山札に対して、「ツツジ」を打つことによって、はなえらびで引っ掛けることなく、手札に引き込むことができます。

このように、『ロストバレット』において、手札にリソースを抱えることは、リソース管理のための最も有効な方法でした。

また、はなえらびの悩み方次第では、相手のめくれたカードがわかることが多々あります。
『ロストバレット』はプレイの仕方によって、手札が非常に透けやすいデッキなのです。

そんな中でこのカードをプレイされると、プランが全て崩壊するため、ゲームエンドになる可能性があります。

つまり、まとめると

従来

手札に抱えることでリソースがはなえらびで引っかからないようにする

現在

手札に抱えても「ビワ」でトラッシュされる確率と隣り合わせ
手札に来なかったとしても、はなえらびで引っ掛かり、バグる可能性がある

という地獄の環境なのです。

そのため、従来の『ロストバレット』のような大型アタッカーを「ミラージュゲート」を用いて起動させ、勝ち切るスタイルはリスクが高いです。

先述のような、「アンフェアスタンプ」や「ロストスイーパー」の採用による苦しさも加味すると、『ロストバレット』はどちらかといえば捲りに寄せる方が強いであろうということで構築されたのがこのデッキです。

デッキレシピ

基本的なカードの採用理由については過去2回のnoteにて解説し尽くしているので、今回はこのロストバレット特有のカードや詳細に解説するべき項目についてのみの解説とさせていただきます。

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