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(感想)「マリグナント 凶暴な悪夢」~久しぶりにいろんな意味ですごい映画観ました~

お久しぶりになります。なんと最後に投稿したのはかなり前になります。
何せ、私生活がまあまあ忙しかったり、充実していたものでなかなか投稿にまで漕ぎつけませんでした。
最後に投稿したときはだんだん暖かいを通り越して暑くなるなあという季節。今はもう私の住む地域はかなり冷え込み、どっと寒いです。

さて、実は私事ではありますが、年はじめにいつもささやかな目標をたてておりまして。その一つが「年に最低10本の映画を鑑賞すること」です。
実はまだ半分の5本程度しか観られておらず…。そしてほぼホラー映画。さすがに好みが偏りすぎていてかなり笑える。

今回はその一つであります、「マリグナント 凶暴な悪夢」という映画について、ざっくばらんに書きたいことを書こうと思います。
お暇でしたら是非読んでみてください。そして、少しでも興味が湧きましたら映画を観てみてください。私はNetflixで観ました。他配信サイトやレンタルショップにもあると思いますので、是非是非に。

あ、そうだ。
私はNetflixとAmazon primevideoに加入しております。
が、やっぱり洋画やオリジナル作品、コアな洋画を観るのであればNetflix強いよねえ~大好きもう!入ってよかった!

…まあ、それは置いておいて。
前書きが長くなりましたので、早速参ります。

1.あらすじ

「マリグナント 凶暴な悪夢」
公式サイトはこちら↓

間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン。
その連続殺人が現実世界でも起きていく。
彼女の秘められた過去につながる”凶暴な悪夢”の正体=Gとは!?
映画『マリグナント 凶暴な悪夢』公式サイトより

日本の劇場公開日は2021年11月12日。
監督は言わずと知れたジェームズ・ワン氏。「SAWシリーズ」「死霊館シリーズ」など数多くの有名作品を手掛けていらっしゃる方です。

本作の主人公、マディソンはこれから生まれてくるこどもを身籠っている女性。愛する夫は普段は優しいものの、カッとなりやすく、その日も些細な口論からマディソンに対して暴力を振るってしまう。すぐに反省の色を見せる夫だが、マディソンは後頭部を壁に打ち付けられたことにより、出血を伴う怪我を負ってしまう。
その晩は、寝室に籠りきりになってしまったマディソンを気に掛けながらも、リビングのソファにて休む夫。しかし、”凶暴な悪夢”はこの時から始まってしまう─。

この事件をきっかけにマディソンは目を覆ってしまいたいほどの”凶暴な悪夢”に悩まされることになる。

一体なぜ、このような悪夢を彼女がみてしまうのか。
誰かが意図してみせている?精神を病んでしまった?妄想?それとも─…?


というのがざっくりとしたあらすじです。

まず最初に流れるのはとある研究施設らしき場所から。
”何か”に襲われ、その”何か”の対処に追われる研究員や博士たち。
結構物騒で、しかしどこかB級感のある冒頭(ちょっと失礼かな?)。
しかし、これが物語も中盤~終盤に差し掛かると綺麗に繋がっていく爽快感。

”何か”が人々を残忍な方法で襲って、そして目が覚めると、それは夢ではなく現実世界で実際に起こってしまっている。
誰もが恐ろしい夢をみた後に、「ああ、夢でよかったあ」というのが現実にならない映画です。なんと恐ろしい。

あと、ホラー映画特有の「警察まじで無能じゃん」みたいな感想を受けにくい映画かもしれません。あ、いや、無能じゃんみたいな捜査官もちらほらおりますが…。


2.感想(ネタバレ無し、映画未視聴の方向け)

ポスターや予告映像などを観ると、

『なんて恐ろしいホラー映画…しかもR18指定…さらに「SAWシリーズ」のジェームズ・ワン…!?絶対怖いか痛いかじゃん…。』

と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫!……と、胸を張っては言えませんが、想像していたよりは全然大丈夫!(個人差滅茶苦茶あります)
あ、一応言っておきますが、18歳未満の方がこの記事を読むことがあっても、R18指定ですので、自分の成長を心待ちにしましょう。

ゴア表現(流血や痛い表現)は想像していたよりは少ないです。その部分でのR指定ではないような気がします。いや、私の感覚が麻痺しているのかもしれないけれど…。

作品全体を通して、私が感じた感想としては「これはホラー映画なのか…!?」ということでした。終始その感想ばっかりです。

まず映像。
めちゃくちゃに綺麗で、構図もすごい。その角度からそう撮るんだ!?みたいな連続。構図フェチな人にはぶっ刺さることでしょう。私は刺さった。
そして、ストーリーと伏線回収が気持ちいい。
他作品を出してしまって申し訳ないのですが、「ヘレディタリー<継承>」や「ミッドサマー」のような考察しまくりにしまくって…というような映画ではないと思います。(私はこの作品たちもかなり好き目な作品です。)
鑑賞後の考察、もちろん楽しいかと思いますが、「そういうのをウリにしている作品は苦手…」なんて人も大丈夫!きちんと解決してわかる内容になってますので、安心して楽しめますよ!

それから、何を隠そうアクションが凄い!
このアクションの凄さこそ、私が「ホラー映画という括りにしていいのか…?」と思う所以なのです。
撮り方や魅せ方が素晴らしいので、中盤にあります刑事さんのシーン諸々非常におすすめです!観てください!



3.感想(少しだけネタバレあり、鑑賞済みの方向け)

いやあ、すごいものを観ました…本当に…。
正直、個人的にはホラーってもう手数が知れてるというか、ぶっちゃけ「G」の正体が出るまで、悪魔か何かだと思っていました。すごい偏見かもしれないですけど、外国の方って悪魔好きじゃないですか。
全然期待と予想裏切ってきましたね。すごい。
悪魔が乗り移っていて、それで自我がないときに操られていて、でも記憶には残っていて…みたいな感じかと思ってたんですけど全然違うじゃん…!!と度肝を抜かれましたね。衝撃すごかったです。

何がどうなってこうなったのか、その発想はどうしてそう生まれるのかが謎なんですけど…???みたいな設定で、びっくりでしたね。
いや確かにその発想がすごく新しいわけではないですけど、なかなかそれを形に具現化するのはすごいなと思いました。あまりにも小並感あふれる感想しか出てこなくて悔しい所存。

全て観終わった後の爽快感と、夫ー!!自業自得だぞ夫ー!!!!!という感じ。
あと謎がとけた後、あの奇妙な動きにも納得。
そりゃあそうなるよ!後ろならね、そうなるよ関節!!!!すごい!!!!と衝撃。
あとあと妹さんめっちゃくちゃいい子で涙でる。かわいい。ああいう妹も欲しかったなあ。かわいい。

個人的にはあの女性警官があまり好きにはなれませんでした。
勿論それはマディソン達の視点からなので、というところはあると思います。あの警官からみれば「支離滅裂なおかしなことを言う人間」の話なんてまともに取り合っては仕方ないですしね。
視点が変われば見方も変わるということを再確認ですね。


4.最後に

はあ~長い。長くなりました。ついつい書きたいことがどっさりでして。

何はともあれこの「マリグナント 凶暴な悪夢」は非常に面白い作品です。
なぜR指定なのか、個々の考え方あると思いますので是非考えながら観てみてください。

想像を遥か斜め上を通過していく映画になります。
あ、あんまりハードルを上げるといけないですね。
色んな趣味趣向の方いますから!私には合った映画だったという感想です。

次はなんの映画みようかなあ…。
そういえば、同じくらいにみた「呪詛」「コンジアム」「ゾンビワールドへようこそ」なんかの記事も書きたいですね。今度書きます。

ではまた!



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