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未来へつなぐためにできること

先週の事ですが、NPOキッズドアの10周年記念チャリティパーティに参加しました。

友人のみぽりん、チサちゃんと参加。尊敬するキッズドア理事長の渡辺由美子さんとも、LGBTのパイオニア増原さんともお会いできました。社会を変えたい、子どもが好き、という想いの方ばかりの空間で感動のひとときでした。

キッズドアはまだ子どもの貧困が今ほど大きくメディアにも取り上げられていなかった10年前から、経済的な事情で塾に通えない子どもたちに無料の塾を提供し続けてきたNPOです。
http://www.kidsdoor.net

渡辺さんが今年出版された著書も購入し読んでおり、是非ともお会いしたいし、いくばくかでも活動に協力したい気持ちで参加。

*渡辺さんの著書「子どもの貧困 未来へつなぐためにできること」
今の日本に閉塞感を感じる方にこもぜひ読んで頂きたい!
https://goo.gl/LLRjyh

元々渡辺さんがこのNPOを立ち上げたきっかけは、旦那さんの赴任に伴い二人の息子さんと共にイギリスで暮らした経験から。

日本には経済的事情で進学をあきらめる子供が沢山いる、という現実を変えたいと長らく教育支援に取り組んでおられます。
http://www.kidsdoor.net/otona/mission/message.html

渡辺さんのスピーチで本当に感動したのは、
「私たちがこの活動の趣旨として、未来への投資だとかいうお題目を並べるのですけど、本当はシンプルな感情があるだけなんです。子供が困っていたら、大人は助けないといけない。それが家庭で出来なければ、周りの大人がする、それだけの気持ちで続けてきました。」と。

子供が困っていたら、大人が助ける。本当にシンプルだけど、その通りです。

そして、現在キッズドアで学んでいる女子高生がスピーチしてくれたのですが、これがまた、とてつもなく上手くて、内容も素晴らしくて。。

経済的事情で塾に通えず、希望の進路に行けないかもしれない、という状況の時にキッズドアに出会った子供たち。

彼らが親でも学校でもない第3者から、あたたかい想いと知恵、学習の機会という未来への選択肢のサポートを受け取り続けたら、どうなると思いますか?

子供たち自身が、また他の誰かに恩を送りたい、と思うんです。

スピーチをしてくれた女子高校生は、
「将来も勉強をして、私が今度は社会に貢献したい、具体的には児童労働で苦しんでいる子供たちを救いたい。」と涙ぐみながら語ってくれました。

きっとここで学んだ彼らは、心に太い、ブレない軸と、あたたかい利他の精神を持った、未来を変革する人材になるでしょう。

子どもに必要なのはお金だけではなくて、適切な学びとあたたかな関係性。

そういう場に関わるだけでも、大人の意識も変わり、生産性も上がる、という実例をビザジャパンの社長佐藤さんもお話されていました。

自分で直接は教えられないけれど、今後も多様な環境や個性の子どもたちに寄り添うNPOの活動を応援していきます!

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