差別こそが、社会の生産性を下げている
このところ、女性やLGBTの差別に関するニュースが増え、様々な意見を見聞きしています。
日々目にする、東京医科大の不正入試問題関連のニュース。
多くの人が言うようにこれは氷山の一角で、あらゆる場面でが私たちが慣れきっていた意識的、無意識の差別の膿が出てきたところなんだと思うのです。
この問題についてのカレー沢薫さんのコラム、面白くって腹落ちでした!
https://biz.news.mynavi.jp/articles/-/1851
以下抜粋
”今回の問題は主に「女は妊娠出産するから使えない(だから合格者を減らす)」という女性差別だが、その根底には「男は便利使いしていい」という男性差別も潜んでいるのだ。”
”つまり「女は一人で子育ての任を負い、その間男は社畜たれ」というのが我が国の現状である。”
”この事件は海外からの関心も高く、フランス大使館には「そんな国捨てちゃって、優秀な日本女子はフランスに来なよ」というエスプリのきいた嫌味をかまされている。しかし、これはジョークではなく、本当に今回の件で、優秀な人材が海外に流れることも予想される。”
”日本から優秀な医者が減る、というのは「日本人全員の命」に関わることである。これほど男女関係なく「他人事」ではない事件もないのではないか。”
女性差別だけではなくて、LGBT差別などもまだまだ根深くある日本。
あらゆる差別の障壁が無くなるように社会の体制を整え、全ての人が自分の能力を最大限発揮出来る社会にしなければ、人口減少一途の日本は立ちいかなくなると思うのです。
杉田水脈議員の言うところの「生産性」を語るなら、差別こそが、社会全体の生産性を下げているということじゃないでしょうか?
差別され、諦め、萎縮することが、人間の生産性を下げていく。
生まれ持った性別も個性も人種も、能力とは何ら関連性はないのだから、国がやるべきことは差別や障壁をなくすよう、体制を整え、教育すること。
そして東京女子医大の、体制を整えれば女性も男性も医師として同じように働けることを実証している、との素敵な話。
https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/women-in-medical-world-01?utm_term=.huRkgXZbg#.iq0NZeOBZ
社会としてどんな未来を望むのか、選択する時期が来ている。
そう、私たちがこれまではある意味、慣れ、不感症になり、諦めていたから実現してこなかった、今とは違う未来は創れるはず。
子ども達が日本に絶望しないような未来を作りたいから、私も諦めることなく、仲間と声を上げ、歩んでいきます。
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