足のサイズが大きかったら、身長も大きくなるはずじゃなかったのか。あれは、都市伝説だったのか。

さんまりちゃんは、足が大きいから身長も大きくなるよ

小学校中学年くらいまでそう言われて育ったので、大きくなったら170cmくらいのモデル体型になる予定だった。

当時は背の順で並んでも後ろから数えたほうが早かったし、身長の高いお姉さんになる未来しか想像していなかった。けれども、足のサイズも身長も小5くらいからほとんど変わっていない。

足のサイズは、23.5cm
身長は156cm

それなりに三食バランスよく食べて、よく寝て、それなりに運動して成長期を過ごしたはずなのに、今では「さんまりのお家も持ち物も全部シルバニアサイズだね」といつも笑われている。なぜだ。

足のサイズが大きかったら、身長は大きくなるはずじゃなかったのか。あれは、都市伝説だったのか。まぁ、足のサイズも身長も早いタイミングで成長が止まってしまっただけなのか。

ちなみに、わたしの身の回りを「シルバニアサイズ」と笑った人は、180cm越えの巨人なのでぐうの音も出ない。いつも見上げてばかりだ。２年間の中米のお土産に、シルバニアのうさぎちゃんが被るようなパナマハットを買ってきた。

学生の頃、別の友達が「おもちゃ売り場で見つけてこれはさんまりちゃんにあげようと思ったの！」とプレゼントしてくれたうさぎちゃんを我が家で見つけた彼は、その子にパナマハットを被せてとても上機嫌だった

かわいい。悔しい。

でも最近は開き直ってきて、ニューバランスのスニーカーなんかは特にキッズサイズの23.5cmの方がフィットするなぁと思ってキッズサイズを買うようになってしまった。

慣れってこわいなぁ。

あの頃思い描いていたモデル体型にはなれなかったけれど、お気に入りのワンピースとシルバニアサイズの靴を纏って、今日も元気に生きています。