麺の距離感。

sanmariさんって、デートでラーメンとかいける人ですか？

お昼休み、コンビニへランチを求めに歩いていると、隣の部署の同僚に声をかけられた。

えぇ。行きますよ。ラーメン、普通にすきです。

そう答えると、ものすごく意外そうな顔をされた。そして、その流れでその場にいた数人でラーメンを食べに行くことになった。

ラーメン、食べない人と思われてたのか。
確かに普段はお弁当派ですし。(といっても、夜ご飯の残り物と冷食を詰めただけ)
でも、ちょっと、いや、ものすごく衝撃的。

学生時代、20時半に部活を終えてそのあとラーメン屋さんに行くくらい、ラーメン食べてだけどなぁ。あ、好きな人との初デートも一蘭に行ったような気がする。
初デートであの壁がある一蘭を選ぶあたり、センスないよなぁ。でも、隣でラーメンをすする好きな人を感じながら食べるラーメンも、また悪くなかった。なんというか、初デートにはちょうど良い距離感。

なんてことを思い出しながらラーメン屋さんに行ったら、なんと満席。短い貴重な昼休みを待ち時間に使うわけにいかず、結局向かいのお蕎麦屋さんに入ってうどんを食べた。ちょっと濃いめの卵とじうどん。

わたしは、比較的食べるのがゆっくりだ。でも、のびたうどんは好きじゃない。しかも短い昼休み。
必死にうどんをすすっていたら、周りから笑われた。

ふふふ。向かい合わせで食べるのは、それはそれで、恥ずかしい。やっぱり、あの初デートの一蘭は、ちょうど良い距離感だったんだろう。

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