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言語は世界を広げていく。

Twitterのタイムラインに、ニュースの字幕に横文字が並び続ける。

たとえば「クラスター=感染集団」、「オーバーシュート=爆発的感染者増加」。
横文字から日本語になおすことで、なんとなく意味が分かってくる。それでもやっぱり視覚情報として流れてくる来れれの横文字がすっと入ってくることはなくて。日本人なんだから日本語で話してくれればいいのになぁ、なんて思っていたここ最近。

昨日、SNSを眺めているとこんな動画が流れてきた。

横文字から日本語になおしてもなかなかすっと入ってこなかったあの言葉たちが、手話で解説されていたのだ。

この解説動画を作成された方は聴覚障害のある看護師さんで、現在アメリカに住んでいる。アメリカの厳しい状況を肌で感じているからこそ、看護師という専門性をもっているからこそ発信できたのであろう手話動画。

わたし自身彼女と顔見知りということもあってか、自分のわかる言語でこれらの言葉を丁寧に解説してもらうと、視覚的イメージとして用語の意味がすっと入ってくる。

わたしは音の世界で育ったこともあり、母語は日本語で、手話は第2言語。もちろん日本語の読み書きに不自由はしていない、つもりだし、だからこそ音のない世界を日本語で伝えられればと思ってこのnoteを書いている。

それでも。わたしの使える言語が1つ増えるごとに、わたしの世界がぐんと広がっていることは事実で。手話で視覚的イメージを持つことで、母語の理解が深まって、結局横文字までわかっちゃう。

きっとそれは英語だろうと、スペイン語だろうと、フランス語だろうと一緒で。今回の騒動が起きてから、語学の堪能な知人達から海外ニュースの内容を教えてもらうことがぐっと増えた。異国の地の言語で書かれたニュースを読みながら、日本のこれからを予想する。

それによって、買い占めが起こった前日には「食べ物は早めに買っておいたほうが良い」とか「外出自粛の要請が出るだろう」とかそんな情報を先読みしていた。実際世界は大方その通りに動いていっていて。

こんな世の中だからこそ、私の世界を広げる言語を一つでも多く身につけて、それらを使って情報を集めていくことが必要になってくるんだろうなぁ。


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🌻さんまり🌻
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