祖母とお盆とひまわり畑。
「あら。ここに寄るついでにわたしのところに来ればいいじゃない。」
彼女は、照れ隠しをしながらこんなことを言うだろう。
インドから帰国して、その足で地元に帰ってきた。お盆だもの。御墓参りに行かないと。おばあちゃんが、待っている。 そう思うだけで浮き足立って帰省しちゃう。どうやらわたしは、日本文化にどっぷり浸かっているようだ。
わたしのおばあちゃんは、水環境関係のNPOで働いていたこともあり、自然が好きな人だった。
ダムで泳いだり、ボートを組み立て漕いだり、冬の白神山地を歩いてイグルーに寝たり、原発について考えたり、食育プログラムをやってみたり。
都会に住んでいた割に自然と触れ合いながら過ごしてきたのは彼女の影響だし、今できることを、後悔しないように、ちょっと羽目を外して生きているのも彼女の影響なのではないかと思うのです。
そんなおばあちゃんは樹木葬を選びました。とても素敵な山の中に眠っています。
帰り道、インスタで見つけたステキなひまわり畑を求めて宮城県大崎市のひまわりの丘へ。
丘一面のひまわり。とっても綺麗で思わずシャッターを切った。
ううう。ひまわりの構図ってむずかしい。あと、最初からひまわり目的じゃなかったからワンピースがなんかひまわり畑っぽくない。。。
でもきっと、お盆で帰ってきているおばあちゃんはわたしにこう言っているだろう。
あら。来年からも、ここに寄るついでにわたしのところに来ればいいじゃない。
ふふふ。
おばあちゃんのところに行くついでのひまわり畑だよ。でも、来年は先にひまわり畑に行って写真をたくさん撮ってお墓に持っていくね。一緒に写真、みようね。
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