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補聴器は、わたしの「カラダ」の一部になっていた。

わ、すごい音。

そう言ってびっくりする友人の横で、わたしは平然としていた。

すごい音だったよ。

そう言われても、なんのことだか分からない。そして、よくよく考えてみてふと思い浮かんだ。

あ、そういうことか。補聴器がおかしいのかも。

秋ぐらいから、なんだかきこえがおかしかった。聴力が下がったのかと思って職場で聴力検査をしてもらったけれど、特に異常はなし。というか、以前と聞こえ方は同じ。

気のせいかな。そう思いつつも、なんだか補聴器をつけると騒がしいような気がして補聴器を外している時間が増えた。

その頃からだ。なんだか体に不調が生じ始めた。目眩を起こす回数が格段に増えたし、眠気がすごい。それでもストレスで体調を崩したのもこのタイミングと重なっていたから、聞こえのことはすっかり見過ごしていた。

だから、補聴器の以上なんてことは考えないまま2020年を迎えてしまったのだ。そんな先週。「このクラクションが聞こえないのは、ちょっとやばいと思うよ」とつぶやいた友人の一言をきっかけに補聴器屋さんへ予約を入れた。

そして今日。補聴器屋さんに行って補聴器を預けると、何やら店員さんが険しい顔をしながらわたしの補聴器を点検している。

オトワレシテイルヨ

補聴器を外した状態のわたしに、機械で測定した補聴器の状態を見せてくれた。

ああああ。通常「話し声」とされている音以上の音が全て音割れしていて、全く音が入っていなかった。そりゃ「日常会話」には困らないけれど「日常生活」でつけることが煩わしくなるはずだ。

わたしの補聴器はあっさりと工場へ送られる手続きに入って、デモ機の音量調整が始まった。デモ機は昨年も一度借りたことのあるもの。普段使っているものとはメーカーが異なるから、だいぶ聞こえ方が違う。それでも。6年前に購入したわたしの補聴器と違って、とにかく性能がいい。つけていて自然な音が入ってくるから、ついつい起きた直後から寝る瞬間までつけてしまう。

そりゃ、わたしの耳だもんなぁ。6年前に購入したわたしの相棒は、マイクみたいな必要だったら使うものだけれど、ここ最近開発されたこのデモ機はわたしの耳として常時耳につけていたくなる。

帰宅してすぐにお風呂に入ったから補聴器を外していたんだけれど、なんだか目眩がひどくてどうしようもなくなったから、ふと補聴器をつけてみた。そしたら、目眩がちょっとマシになって今このnoteを書いている。

ここ最近の不調の要因に、補聴器を外して歪んだ音を聞き続けていたことも関係あるのかもしれない。色々重なったからすっかり抜けていたけれど、補聴器をつけるだけで体調が良くなるんだったらもっと早く気がつけば良かった。

補聴器の耐用年数は、4〜5年。そろそろ買い替えを検討せねばと思っているうちに、6年が過ぎようとしているみたいで。今年こそ買い替えが必要になりそうだから早めに補聴器相談医のいる病院にかかろうと、紹介状を書いてもらった。

今年はメンテナンスの1年になりそうだなぁ。これを機に、眼科に歯医者に病院巡りをしながら、悪いところを治していこう。


今日もお疲れ様でした。
おやすみなさい☺︎

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🌻さんまり🌻
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