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安全基地はどーこだ。
sanmariさんのトリセツは、大変分厚いですが、その精神はシンプルです。
「かわいがれば、がんばります」
2年前、わたしの敬愛してやまない指導教員から届いたメールに記されていたひとこと。
思い返せば大学院の2年間、どこに行っても、何をしても褒めてもらい、のびのびと生活させていただいた。
大学院入学当時のわたしは
「周りが求めている答えはきっとこれだろう」
というものを探し続けて、「自分の意思はその次」のような子だった。
そんなわたしへの指導方針は
「タフな子にすること」
だったらしい。
先生の2年間の
「かわいがれば、がんばります」
の指導のもとのびのびとぬくぬくと育ったわたしも、仕事が始まるとめっためたにやられた。
家に帰ると疲れ切って、なんとか夜ご飯を食べてシャワーを浴びて寝る。そして翌日は、だるいなぁと思いながらバタバタと用意をして家を出る。
社会人になって半年後、再会した恩師はわたしを見て絶句していた。
あーあーあー。
僕が、2年間タフに仕上げたのに。。。
と。笑
今になっては笑い話だけれど、当時は胃潰瘍になるくらい深刻な問題でして。
どうにかなっちゃうんじゃないかと思っていた。
ここ最近、その頃みたいになりかけているような気がするんだ。
ちょっとしたことでイライラしてしまったり、生活をないがしろにしてしまったり。
そして、そんな自分に落ち込んでしまう。
生きていればそんな日もある。
そうなのかもしれない。
でもでも。タフに生きる心地よさを知ってからというものの、どうせならタフに生きていた方が良いかな。と思う。
きみって、どうにかなる人生っていうよりは、周りにどうにかしてもらって生きている人生だよね。
なんて、いつだかか、誰かに言われたっけね。
そんな時期も、きっと必要だ。
誰かにでろんでろんに甘やかされて、ぐたーってして、またがんばる。
ここ最近の旅続きやnoteまいにち更新は、そんなわたしの安全基地探しなのかもしれない。
わたしの安全基地はどこなんだろう。
そりゃ、社会は甘くないんだけれども。そんな中でも焦らず、でもでも着実に、その場所にたどり着けたらいいな。
なんて思っている。
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