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sanmariのひとりごと

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なんでもない日常の、でも、だれかにとって、ちょっと、特別なことたち。
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2020年9月の記事一覧

めぐりゆく季節を知らせる風に「待って」なんて言葉は届かなくて。

朝、目が覚めて熱いお湯を浴びたくなる。 ふと手を伸ばした先には、七分袖のブラウス。それも、ブラウンの。 玄関に鎮座しているビーチサンダルを靴箱に戻し、かわりにちょっとヒールのあるえんじ色のローファーを出す。 あんなにも待ち遠しかったはずの夏は一瞬にして過ぎ去って、秋がすぐ近くまでやってきている。 *** なんだか、不思議な夏だった。 浴衣を着て花火大会に行ったり 屋台ではしまきを食べたり 山の中で眠るおばあちゃんのお墓参りに行ったり はたまた飛行機で旅をしたり……。

わたしの生活習慣改善プログラム。

今年が始まる頃には「第三次世界大戦が始まるのではないか」なんて噂も飛び交っていたというのに。夏休み明け、小6向けに教科書会社から届いた歴史年表の2020年の欄には 世界的に新型コロナウイルスが流行 と書かれていた。 わたしの、わたしたちの生活もまた大きく影響を受けた。 「華金」といえばいつもより少し早く職場を出て、ちょっとおめかししてご飯を食べに行っていたというのに。 友達とのご飯は土曜日。しかも、MacBook 越しに相手の顔を見ながら。いわゆる「オンライン飲み」

誰かの過去が誰かの未来になるから、写真には夢があるのかもしれない。 #ときめく写真の作り方

仕事中、ふと息をつくタイミングに お風呂が沸くまでの、ちょっとの隙間時間に SNSを開くと、空、海、ヒカリ、カフェ、家族…… たくさんの人たちの目に映った世界の一部が切り取られてタイムラインに流れてくる。 わたしにわたしたちに与えられた1日は24時間で。 その間に眠ったり仕事をしたりご飯を食べたりお風呂に入ったり…… 好きな場所で、好きなタイミングで、好きな分だけ仕事をする。 そんな生活も、素敵だなぁと思う。 その反面 安定が欲しいし、自分の居場所だと思える部屋も欲しい

なにかをうしないつつも、あらたな楽しみをこの秘密基地での生活で得ていくのだろう。

旅に出られない。 友達と気軽に夜ご飯も食べに行けない。 仕事に行けない。 外出もままならない。 そんな日々がじわりじわりと押し寄せて、当たり前のようになって、少しずつ、でもこっそりと人々が動き始めたころ。 午前中に日の光がたっぷりはいるお部屋に、ひっそりとお引っ越しをした。 こっそり通勤していた頃は東京を縦断。まるで、絵に描いた満員電車で半分居眠りしつつiPhoneでいろんな人のnoteを読んだりTwitterを眺めたりする日々を送っていた。 そんなわたしは、お引っ越し