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sanmariのひとりごと

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なんでもない日常の、でも、だれかにとって、ちょっと、特別なことたち。
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2020年4月の記事一覧

吹いても膨らまない穴のあいた風船を吹き続けていたわたしへ。

あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話しできそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね。 ナチ占領下の日々を日記に書き綴った『アンネの日記』の冒頭文を眺めながら ちょっくら、未来、変えちゃおうかな。 なんてnoteの白い画面を眺めながらにやにやしてしまうわたしが、ひょっこりと顔を出してきて、いまここにことばを紡ぎはじめた。 ここ最近、noteのフォロワーさんが一気に250人くらい増えた。それとほぼ同時期に、

なんでもない日常のなんでもない報告をぽろりと。 #旅と写真と文章と 日直はじめました!

こんばんは。 4月18日土曜日、日直のsanmariです。 思えばあの日わたしは。 『居場所』と漢字三文字で表すにはなんだかあっけない、でもそんな、集まる理由が欲しかったんだと思う。 きっと。 *** フリーランス、リモートワーク、旅をしながら仕事をする。 そんな周りを横目に、どこか他人事でいる自分がいた。 わたしの職種が、在宅勤務になることはあり得ないだろう。 つい2ヶ月ほど前は、そう信じて疑っていなかったはずなのに。 3月には実質休業に。 月末にはパソコンの持ち

同じ月を見ている。

ねぇ、窓の外、みて! 帰り道、ふと空を眺めたわたしは いてもたってもいられなくなって、思わずそうメッセージを送った。 状況が数時間単位で変化していく今週。「やる」と言われたらそのための最善の仕事をするし、「やらない」と言われたらそれに対応する仕事をする日々。 今日もそんな右往左往を繰り返した1日だった。トップが今できる最大限の対応をしようとしているのが、ヒシヒシと伝わってくる。それでも「やるせない」と表現せざるを得ないことも当然ある。 こんな日々は、ゆっく

たんと時間のある夜は。

キッチンから、醤油と酒の混じった懐かしい香りが漂ってくる。亡くなった祖母がいつも「お料理はね、お酒と醤油があれば大体味が付くのよ」そう言いながら料理をしていた姿が、脳裏を過ぎる。 わたしの、わたしたちの世界が大きく動いた約1ヶ月だった。 日々、自分が誰かを傷つけてしまっていたらどうしようとちょっぴりおびえるような。いや、本当におびえていたから、週末は一切外に出ない。そんな日々。 それでも、事態は刻一刻と変化している。 東京に来てからは特におうち大好き人間で、