若干修正 テスラ “ヒト型ロボット“について
おはようございます。
大雨、雷、竜巻、台風、コロナ禍、政局、国際紛争、増紙幣頼みの経済、等々、うんざりするような世の中の状況なので、少し明るい話題を書きます。詳しくは、別の場所で行うかもしれません。
抑圧されたストレス過多の世の中でも、何らかの「希望」があれば、人間は生き生きとして、仕事や生活にまい進できるものと思います。
その必要はないという、元気な自律型の方々には、余計な内容かもしれません。
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1. テスラ社の「人間型ロボット」について
ご存じかも知れませんが、テスラ社で「人間型ロボット」の開発を進め、2022年にプロトタイプを公開するとの事です。
(記事1)
来年中に試作機完成か? テスラ “ヒト型ロボット”の開発へ(2021年8月20日)
アメリカの電気自動車大手テスラは、人型ロボットの開発に乗り出すと発表しました。来年中に、試作機を完成させる予定です。テスラが開発する人型ロボット「テスラ・ボット」は、身長およそ173センチ、重さは、およそ57キロで、人の代わりに、危険が伴う作業などを担うということです。人型ロボットには、電気自動車に使うセンサーなどの技術を活用します。イーロン・マスクCEOは、このロボットが「人間にとって危険で退屈な作業を取り除く」と語りました。
(記事2)
2. 心配な面
嫌だと思っている単調な肉体作業から解放される、というのがウリです。
しかし心配な面は、
人間の仕事が奪われるのではないか?とか、
仕事でも生活面でも体を動かさなくなったら運動不足で健康被害が起こるのではないか?とか、
さらには、ロボットに人間が支配される世の中になるのではないか?というSF小説まがいのものまで考えられます。
3. まとめ
(1) 2項の心配な面のひとつは、「資本主義」の欠点と同じなのです。
つまり、「資本主義」の、「利潤追求」と「拝金主義」により、
経営者(富める者)の「労働者の搾取」や「自然界からの搾取」が起こり、
「消費者天国」の反面「労働者困窮(地獄)」といった現象が、現在進行形で発生し、さらに状況は酷くなっています。
「人間型ロボット」も、使う側(=消費者)にとっては便利なものでも、
生産者側(=労働者)にとっては仕事を奪われる歓迎できないものとなります。
(2) どうすれば良いかと言うと、「資本主義」的な考えを転換することです。
経営者側の考え方としては、例えば、物(製品や商品)を作るのは、世のため人のためであり、自分はその適正と思われる利潤を頂戴する、というような考え方にするのです。
経営が、「利潤追求」と「拝金主義」から解放されれば、過剰なコストダウンや安売りを誘発されんかくなることにより、
労働者側の立場から言えば、絶対に人間とロボットを競争させないシステムが可能になるのではないかと思います。「人間とロボットの共存共栄」こそが、新しい時代には必須のことと思います。
(3) 無理だと思われるのは、「資本主義」が絶対的な経済システムであると子供の頃から教育され刷り込まれて来ていて、その負の面はすべて意図的に無視され続けてきたからです。
「資本主義」ができてから、まだ250年強ですが、むしろこの時代がある意味異常であった、と個人的に考えるところです。
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将来のことは誰にも分かりませんが、
「過去は変えられないが、自分自身や将来は変えることができる」という名言もあります。
今回は「人間型ロボット」から、「資本主義」の欠点を考えることとなりました。明るい「希望」のようなものを個人的には感じています。
独断と偏見に思われたらご容赦ください。
何らかのご参考になれば幸いです。
本日も、よき一日でありますように。