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会社とは誰のことか?

ランチで隣席の会話が耳に聞こえる。

「この間カイシャと話したんだけど、
理解してもらえなかったんだよね」

この人がいう「カイシャ」とは誰のことか?

カイシャと話したというのだから、
話せる対象であることに違いない。

上長なのか。
役員なのか。
社長なのか。
管理部門なのか。
本社なのか。


人のことなのか該当部門なのか
話し手の背景を知らないのでどうとでも憶測できる。

でも明らかに言えるのは
話し手が、会社を誰かと結びつけて捉えていること。


会社は道具である

ドラッカーを学んでいると
会社を自分と切り離して客体化することに
あまり意味がないことを感じる。

会社はシャベラない。
会社はカタチがない。

会社は道具である。

会社は個人の自己実現の道具であり、
また個人からの貢献を集めて
組織として社会に貢献するための道具である。

カイシャは誰かとイコールではない。
ただの道具。

そこにいるのは、自分の意思で集まった人たちの集団。
あるのは、それぞれの役割と責任である。


カイシャとは誰なのか。

誰のことでもない。

ただの道具であることに気がつくことが
ランチでの隣人の成長課題だろうと思った。

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