![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66231590/rectangle_large_type_2_f1aaa4b804bf0adc6fdbf68f5a5d1eda.jpg?width=1200)
キャリアで悩んだら
学生や働き始めたばかりのキャリアの人で
「自分が本当にやりたいことが見つかりません」
という人にときどき出会う。
「本当にやりたいこと」という確固たるものが
仕事においてあるのだろうか?と考える。
たとえば100年前に生まれていたら
eスポーツやマンガデザインに関わる職業は
概念もなく、存在すら無かった。
偶然今という時代に生まれてきて
社会環境や技術進歩などの巡り合わせで
たまたま知って好きになって
結果、自分のやりたいことになる。
だから、夢がありません
やりたいことも分かりません、という人も
そんなに嘆き悲しまなくて良いと思っている。
本当にやりたいことを見つけようと
自分探しの旅に出ると、泥沼にハマる。
それよりもご縁があって目の前に立ち現れている仕事に
真摯に全力で向き合うことの方が
キャリアのコマを先に進められるのではないか。
目の前の仕事を積み重ねることで
新たな自分の関心領域に気づいたり、
能力や経験値が次第に高まっていく。
そしていつか振り返ることで、
やってみて良かった、となるのだと思う。
それに、自分がやりたいかどうかを知ることは、
実は顧客にとってはどちらでも良い話。
趣味の領域ならまだしも、
仕事の成果は自分たちの外にあるわけなので、
やりたいかやりたくないかで判断するよりも
どう貢献していくかという視点が大切だと思う。
貢献というと広すぎてわからなければ
他者に役に立っているかで考えると良い。
自分というリソースを使って
どのように成果を上げるか?
というドラッカーの考え方がよぎる。
それでいうと、何をするにも自分の強みの方が武器になる。
やりたいかどうか、好き嫌い、という感情を傍に置いて
自分の得意なことで成果が出せそうか?
役に立てそうか?という質問の方が、
特にこれからキャリアを重ねていく世代にとって
有効的な考え方のような気がする。