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それ! DX化ではなく、ただのデジタル化ですよ

2025年の壁やDX化が流行語のように謳われ
当社でもデジタルトランスフォーメーションを!
と思い、色々と取り組んできたことを振り返ると
実はDX化には到底及びもしない
ただのデジタル化であったことに気がつく。

引っ越しをする1年半前まではFAXも使用していたが
出社しないと確認ができない物理情報の使用を廃止し
会社概要からもFAX番号を削除した。
紙のタイムカードも今では懐かしい。


物理的に保管をしている契約書関係をデータ化したり
各種オンラインツールやデジタル媒体を導入し
業務の情報管理を見直し、デジタル上で整理をした。

こういうのは、情報をデジタル化しただけである。
つまりデジタイゼーションである。

その一歩先はデジタライゼーション
DX化までの道のりは程遠い。

デジタライゼーションとは効率化の話。

たとえば当社でも押印について
出社しないと承認印がもらえない
典型的な非効率業務に追われる中小企業であったが
オンライン承認のフローをシステムに組み込んだ。

業務フローをデジタル化することや
属人化された情報をオンライン上で一元管理して
関係者が活用していけるように業務効率を高めることが
デジタライゼーションである。

マーケティング活動をデジタル上で
業務フローに組み込むことも含まれる。

つまり、デジタイゼーションの段階では
アナログな情報が単純にデジタル化できている状態。

一方、デジタライゼーションは
業務プロセスの効率化を目的として
デジタル化したデータを活用できている状態。

他方、デジタルトランスフォーメーションとは
企業の競争力向上を目的としているため
製品やサービスモデル、提供形態が
デジタルで完結している状態を目指している。

ちゃんとマネタイズして仕組み化され
ビジネスとして成り立っている状態。

デジタルで新しい事業や顧客体験を生み出し、
体現できるデジタル人材を育てていることも含まれる。

と考えると、デジタイゼーションにおいては
当社も比較的アップデートされ、
並行してデジタライゼーションに取り組んでいる最中。

新たな価値創造のためにどうDX化できるのかの前に
デジタイ&デジタライで課題が山積みの中小企業は
われわれの他にもたくさんいるだろうと思う。

国をあげて取り組んでいる真のDX化に向けて
まだまだ複数回の組織アップデートを経ることになりそうだ。

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