テキストコミュニケーションについて思う
最近は自社の働き方が変わり
DX化とリモートワークが進み、
移動時間の削減や仕事を効率的に進められる一方で、
コミュニケーションがかなりドライに
テキスト化していることを感じる。
リアルに会ってアナログな体感で
情報を得ていたコミュニケーションから、
SlackやChatworkなどのSNSを介して、
切り取られたコミュニケーションが多くなると
チーム内、パートナー、クライアント企業との
齟齬が発生することも増えてきていると感じる。
私自身は、できれば話は肉声で聞きたいし
リアルではなくZoomでよいから目を見て話したいし
ただの寂しやがりなのかもしれないけれど、
メラビアンの法則から言っても
言語は7%しかないわけなので、
聴覚情報や視覚情報が恋しくなるのも頷ける。
体温もリズム感も感じられない
切り取られたテキストメッセージは
私にはドライすぎるし、
一方的に発信して一方的に受け取るから
コミュニケーションに誤解も生じやすいと思う。
「自分はこういうつもりで言ったのではない」
と主張するメンバーと、そうは言っても
「伝えるではなく伝わるが大事」なのだからと
自分勝手に情報を受け取るメンバー。
双方ただ身体的に五感で感じる
リアルなコミュニケーションが足りていないだけ。
もともと人間は動物なのだから、
切り取られたデジタル言葉だけに頼らずに
もう少し身体性が加わってもよいのでは。
そういうアナログで対話をする機会をあえて作るのも
こうしたご時世だからこそ意味をなすのだろう。