生理不順、ピルを飲んでいる・・・そんな私の身体のリズムはどうなっていますか?
こんにちは。
サンコー薬局羅漢店の岡本です。
前回は生理周期の違いによって身体のリズムがどうなっているかというお話をしました。
では、生理周期が一定しない、いわゆる生理不順の人はどうなっているでしょう?
生理が不順であっても、排卵がちゃんと起きていて基礎体温が低温期、高温期の2相にちゃんとわかれていれば大きな問題はありません。ただ、排卵がいつなのか、次回の生理がいつなのか、の判断がつきにくいことが難点です。必要に応じて排卵日検査薬を使用したり、おりものチェックをすることで排卵日を予測したり、確かめたりすることができますので、うまく活用するとよいと思います。
おりものチェックの方法もご参考までに挙げておきます。
逆に、生理不順や生理が止まっている人で、低温期が異様に長かったり、2相に分かれていなかったりするような場合は、ホルモンの働きに問題があったり、排卵されていなかったりする可能性があります。
👆2層に分かれていない人の基礎体温表
ピルを服用している場合は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの合成剤を飲むことで人工的に『偽妊娠』状態を作り出しているため、排卵も妊娠も起こりません。ピルは通常21日間服用して7日間お休みし、その間に生理のような出血がおこります。21日間ホルモンは一定のレベルを保つため、4つの時期に分かれる生理のリズムもないことになります。
このように、妊娠、出産を考えた時、女性の身体は好調期と不調期を繰り返しながら、規則的にリズムを刻むことが、とても大事なことだということを是非知ってほしいと思います。
ただし、極端な不調の場合は放置せず、受診することも大切ですね。
漢方薬も、色々なタイプの生理不順に対応することができます。
場合によっては栄養療法を併用することでかなり改善がみられる例も多々ありますので、お一人で悩まず、おかしいな、不安だな、と思うことをお気軽にお話にいらして下さい。
まずは基礎体温をつけてみて、ご自身の身体の状態を知るところから始めてみましょう。