るんるん寮ができるまで②

2ヶ月間という短い期間で、しかも突発的に進んでいくので、周りの人は本当に大変だったと思います。ごめんなさいね、本当に。
私が次から次へと「こうしたいから材料買ってみた!」「どうやってするのか知らない!でもやってみよう!」と自分でもどこから湧いてくるのかわからない自信満々な声色で不安500%な発言をするもんだから、周りの人は呆れて来なくなるか、「まったくもう…絶対一人じゃできないじゃん…」と私を説得するのを諦めて手伝ってくれるようになるのです。
(「なるのです」じゃねぇよな。笑 不思議なことに後者が多い)

私のこの、『目的に向かってただ突き進むだけの単純思考回路行動直結阿呆スタイル』を理解していない人が意気揚々と「リノベーションしているって聞いてやってきました♪みんなでワイワイ楽しく♪」なんて巷のワークショップをイメージして来ちゃったら、お互いにかわいそうなので、なかなかSNSでも人員募集などかけられず、上記の「まったくもう…」パターンの人がどんどん生き残っていく現場でした。
それはそれで楽しかった…よね?

ということで今回も『中村が2ヶ月後を完成目標に掲げながらやっているらしいヤバい現場』ということを理解した上でお手伝いに来てくれた皆様をご紹介してまいります。

ワサビに何度も泊まりに来てくれた阿部さん。わざわざ出張の合間に立ち寄ってくれた…!

大分から東京に異動になってしばらく会えていなかった阿部さん。
寂しがっていたら出張で大分に来るとのことで立ち寄ってくれた。
この寮の物語を映像に残せないかなって相談も快く聞いてくれたり、本当の意味での仕事デキる人ってこんな人なのだろうなって思う。
現場に来て、声をしっかり聞いて、自分の経験値だけで「そういうパターン」などと処理しない、みたいな。マスメディアの業界にこんな人がいてくれるのって、すごく希望だと思わせてくれる阿部さん。
…に、漆喰塗る前の下準備、マスキングテープを貼らせるという地味作業をさせた。灼熱の中…。
本当に申し訳ないと思っています。本当に本当にいつもありがとうございます!

言わずと知れた工藤くん(弟)。

アウトドア大好きな、爽やかすぎて怖いくらいの工藤くん(弟)。
この日も友達とのキャンプ明けで来てくれました。絶対腕と首痛くなる作業なのに「オッケーです!塗ります♪」と快すぎる返事と共に爽やかペンキ塗り。
※真夏です。エアコンなしです。汗までも爽やか。ドロドロに汗かく私と同じ人間のはずなのに。


お料理上手なさごうちゃん。
&福岡から足繁く佐伯に通ってくれるまみたそ。

お料理上手で、丁寧で、健やかで可愛らしいさごうちゃんまでお手伝いに来てくれた。きれいな手が汚れちゃうから本当申し訳ない…と思いつつもペンキ塗りをさせる中村。
高くて狭い、塗りにくい箇所をすごく丁寧に塗ってくれるさごうちゃん。
この日も凍らせた飲み物を持ってきてくれるなど、気配りも半端じゃない。

写真の奥にはまみたそ。私が佐伯に移住直後からもう数え切れないくらい(数えてみたら軽く50回くらいかと…)佐伯に遊びに来てくれて、私が全然観光案内とかしないもんだから毎回何をするでもなくただただ佐伯の美味しいものを食べてダラダラと近況報告などして帰っていく、という謎のグルーヴを持った友達。
今回は古い壁紙を剥がすという地味作業&庭の草むしりに徹してくれました。

麟太郎、再登場。

というか麟太郎は週1回の貴重な休みも、仕事終わりの夜も来てくれた。コーラしか飲んでいないのに、その体力はどこからやってくるのだ…!
前述した通り、漆喰塗りは全然上手じゃなかったけど、顔の濃さと髭がペンキ塗りうまそうな雰囲気出している(南米のこういう塗装業の人絶対いるよね)ので、ペンキ塗りをお願いしてみると、上手に塗ってくれました。

こうして内装は友人達と進めていく訳ですが水回り、特に浴室なんかは素人には到底できない作業なので地域密着型のリフォームをしている『佐伯富士甚』さんにお願いしました。

(解体中なので見苦しい画像ですが)元々この物件にあった浴室は、タイル張りで、かなり広くい上に…
洗濯機を置くスペース(もちろんコンセントも…危ない…苦笑)が浴室内にある上に、脱衣所がない…という特殊なスタイルでした。

寮になったら、同じ生活スタイルの人たちが複数人使うことになるので、浴室は1つじゃ足りないだろうということで、湯船付きの浴室と、シャワーのみの浴室を取り付けてもらいました!これが、かなり大がかりでしたが佐伯富士甚の担当者さんやメーカーさんが丁寧に打ち合わせを重ねてくれて、大工さんたちが手際よくリフォームしてくれました。

足りない奥行きは、隣の部屋の押し入れを壊して浴室に使えるスペースを確保。
(サラッと書いてみたけどなかなかすごい工事)
隣の部屋との間に壁を作り…
あっという間に浴室が出来上がりました!すごい、プロの仕事。
きれい〜。うっとり〜。


社長自らも一緒に廃材の回収に来てくれたり、いい会社です。
(かなりお世話になったので通常より多めに宣伝しときます!)
グレーのシャツは元さんかくワサビ宿泊者で、
私にいいように働かされているうちに佐伯に移住したくまさん。

いやぁ、今思い出しても浴室の変わりようが素晴らしかったので写真多めに語ってしまいました。

と、まあこのような感じで猛暑の中、皆さんのおかげでできあがっていったわけです。

気まぐれに「そうだ、続きを書こう」と思い立って、こうして書いていると、過酷なこともあったはずなのにすっかり忘れて楽しいことばかりになっていて実におもしろいですね。
なんて言ってるのは私だけで、手伝ってくれていた人たちにとっては過酷な思い出のみだったらどうしよう…!笑


つづく…

よりよいゲストハウスにするために使います。例えば、宿泊のお客さん向けの近隣ごはん屋さんマップを作ってみたり。