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メールが変身する?

こどもとコトバの関係について

子どもとの会話はおもしろい。我が家の子どもも例外ではない。

昨晩のことだった。妻と夕食の際にメールの話になった。「メールの返信が来なくてさ」とボクが切り出し、「相手からの返信を期待しないの」と妻が返した。

そのやり取りを妻の隣で聞いていた我が子が、「ママ!パパ!メールも変身するんだね」と納得した口調でつぶやいた。アニメの中に変身というコトバが出てくるので我が子にとっては馴染みが深く、アンテナに引っかかったのだろう。

一旦受け入れてから正確な日本語を教える

我が子のドリル好きは以前ここでも紹介した。めいろを筆頭に、ひらがな、お絵かきと、時間があるとせっせと取り組んでいる。

その中に、読み方が同じでも違うモノに関する問題もある。ただ、雲と蜘蛛のようにモノについての問題ばかりなので、当然ながら「返信」と「変身」の意味は分からない。

メールが変身?でも、あながち間違いでもないような気がする。デコメなどもあったわけだし、テキストだけの文章に顔文字、絵文字を入れれば、変身したことにもならなくもない。

「それは違うよ」というのは簡単だ。簡単だからこそ気を付けたい。「メールも変身するかもしれないね。でもさ」というように、なるべく否定から入るのではなく、一旦は我が子のコトバを受け入れてから正確な意味や使い方を教えていきたいと思う。

感性というと大袈裟だけど、我が子の感じたこと、想像力を大切にしつつ、正しい日本語を覚えてもらえたらいいなと考えている。ボクらオトナでも聞き間違いや意味の取り違えはある。ほぼ日の人気コンテンツとして有名な、言いまつがいもある。

日本語は難しいのだ。それを必死に覚えて話そうとしているのだから、その芽を摘み取らないようにしていきたい。これは育児・子育てに関して共通していることだ。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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