【乳児連れ】スイスインターナショナルエアーラインズ(SWISS)乗ってみた
スイスにお引越し
今回、夫の留学に伴い、スイスに引っ越すことになりました。
ただし会社での引っ越しではないので基本は援助がなく、全てが自力でした。そのため引っ越しまで本当に色々あったのですが、今回はひとまず子連れ飛行機体験をレポートしたいと思います!スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)に子連れで乗った人のレポがあまりないので、同じような方のご参考になれば幸いです。
搭乗までの準備
座席の予約
夫はすでにスイスに引っ越していたので、私と子供、夫の両親(観光を兼ねて行ってくれました!)で向かうことになりました。ワンオペではないものの、なるべく移動を楽にしたく、スイスまでの直行便を選びました。なお直行便は、成田空港からチューリッヒ空港行きで、スイスインターナショナルエアーラインズ(通称SWISS https://www.swiss.com/jp/ja/homepage)から1日1便のみです。関東圏以外の空港情報は分かりません…すみません。
ネットからも予約できますが、子供がいる場合は電話で座席の指定などが必要なのでコールセンターへ電話しました。…つ、つながりやすい…!全く待たずに電話できました。もしかしたら円安の今、物価激高のスイスに行く日本人は少ないんでしょうか。そうなんだと思います。
※ちなみにコールセンターは平日しか営業していませんのでご注意を!!
今回の航空券は費用の補助があるため子供の座席も予約しました。14時間30分のフライト中ずっと膝の上は、お互いにあまりにもきついので…。
乳児なのでバシネット(簡易ベッド)を予約したいと伝えたのですが、SWISSでは生後8ヶ月までしか対応していないようです。それでは一番前の広い座席をと希望したのですが、そこはバシネットを使う乳児連れを優先するので予約の段階では指定できないと言われてしまい、「ええ〜〜」という無念の心の声を抑えつつ、お手洗いに近い座席を取りました。
それから、寝かせたりするにも便利なので、飛行機で使えるチャイルドシートの利用を勧められました。こちらのチャイルドシート、ANAやJALなどでは無料貸し出しサービスがあるようですが、SWISSでは自前で持ち込みです。日系の航空会社はサービスが素晴らしいですね。
というわけで、飛行機とヨーロッパの自動車に対応しているチャイルドシートを購入。色々調べたのですが、ANAなどで使用しているメーカーのものはお高く、お手頃価格のjoieのgemmniをメルカリで購入。まあ、この選択が当日の混乱につながったのですが…。それは後ほど。
そんなわけで、とりあえずチケット自体はすんなりと取れました。
荷造り
預け荷物
SWISSは一人23キロまでの預け荷物が2つまで無料です。今回、娘の座席も購入したこと、ありがたいことに義両親の分まで使わせていただけたので、かなり大量に荷物を持ち込むことができました。
海外引っ越しの荷造りについては「海外 引越し 預け荷物」などでネットで調べると出てきて、それらを参考に段ボールにしました。確かに段ボールなら軽いのでたくさん入れられますね!投げられたりするので段ボールは丈夫なものが良いです。私はヤマトで購入。頑丈にガムテープを貼りました。
これらを事前に郵便局から空港に送り、空港の宅配窓口で受け取りました。荷物を大量に運ぶには、この方法が安上がりだと思います。
手荷物
さて、子連れは機内手荷物の準備が大事です。これもいろんなネットの情報を参考にしました。特にyoutubeと、私が好きなエッセイ漫画家の真船佳奈さんのこちらの漫画(https://amzn.asia/d/8hVfXrs)。
私の記事では、特にSWISSで持ち込んでよかったもの、持ち込む必要があったものをご紹介します。私はリュックとトートバックを持ち込みました。
①貴重品類
当たり前ですが自分の貴重品類、電子機器類、機内に持ち込みます。PC,ipad,パスポートに母子手帳などなど…これらが結構重たくて、重量ギリギリになりました。
②ミルク
長旅です。赤ちゃん泣きます。耳抜きにも飲み物が必要です。哺乳瓶、ミルク、お忘れなく。なお、SWISSではミルクを作ってくれるサービスはありません!!ミルクを持ち込み、添乗員さんにお湯をもらって(紙コップに熱湯を注いでくれます…)自分で作ります。途中で調乳にも使える美味しいお水、「いろはす」をもらえましたが、毎回それがもらえるのかわからないので、湯冷し用のお水も1本あっても良いかもしれません。液体ミルクも便利だと思います。
③おやつ
長旅です。赤ちゃん泣きます。好きなおやつを数種類ご準備ください。
スイスに到着してからも現地で気に入るおやつが見つかるまでは日本のお気に入りを食べられるので、預け荷物にも入れて、多めに持ち込むのがおすすめです。
④おもちゃ
長旅です。赤ちゃんも暇で泣きます。目新しいおもちゃと、お気に入りを3個くらいで良いかと思います。お子さんによるのかもしれませんが、我が子は周りを見てキョロキョロしたり抱っこされたがったりで、そんなにたくさんのおもちゃは使いませんでした。
実際かなり荷物になるので小さめのものが良いでしょう。100円ショップのチェーンのおもちゃと洗濯バサミが活躍しました!
⑤着替え
狭い機内での食事、すぐ汚れました。あってよかった。
⑥抱っこ紐またはヒップシート
個人的にはすぐに取り外しできるのでヒップシートが良かったですが、かさばるのが難点でした。抱っこ紐の方が良いかも。
⑥チャイルドシート
冷静に考えて、赤ちゃんいて手荷物あって、さらにチャイルドチャイルドシートを自分で持ち込むのは相当な荷物でした。実際大変でした。
しかも、チェックインの段階で「このチャイルドシートが使用基準を満たしているかわからない」と言われて、30分以上使えるかどうかをCAさんたちと調べる羽目に…!!結果、サイズは大丈夫なので使えると思うけどよくわからないから持ち込んでみよう、という結論に至って、機内になんとか持ち込みました。しかし、座席に装着してからも「これ使える?ECEマークある?」と確認され続け(ECEマークなかったけど、飛行機で使えると書いてあったんですよ…!でもメルカリで買ってて説明書なく、ネットの説明書にも明記なし。←つまり詰めが甘い。)ついに正確に基準を満たしているのかわからないまま離陸しました…。そのため、離着陸時にはチャイルドシートは使わず、赤ちゃんを抱っこしてシートベルトを着用しました。とりあえずシートベルトサインが出ている時以外使えたのですが、予算を抑えようとして準備した結果こうなりました。当たり前ですが、持ち込むならECEマークがあるかしっかり調べて、普通に正規で買った方が確実だと思います。
ちなみに日系の航空会社ではマキシコシのチャイルドシートが使用されているようですので、ご参考までに。あと、チャイルドシートなしで乗り切っている人もいましたので、多分きついけど持ち込まないという手もあります。
フライト中の様子
機内の雰囲気
スイスエアー全体的に狭めです。前の人がリクライニング倒したらかなり狭いです…。エコノミー症候群にはご注意を。それから、日本人のCAさんがお一人いらっしゃましたが、その方以外日本語は通じないのでほぼ英語でした。おそらく、別の便でも基本は英語が中心になると思います。
乗客についてはそもそもあまり日本人が乗っておらず、ヨーロッパ圏の方が多かったようです。話しかけてくれた方は、スイスを経由してイスラエルまで帰るとのことでした。そして、とてもありがたかったのは、赤ちゃんが泣いてもみんな優しく見守ってくれて、一緒にあやしてくれたりしたこと。子供も嬉しそうにしてました。静かにさせなくちゃ…というプレッシャーはあまり感じずに済みました。赤ちゃんに優しい。赤ちゃんって泣くのが当たり前なのだから、日本もそうやって見守って皆んなであやすという風潮になるといいな。自分は今後そうしよう、と思いました。
そしてwi-fiについては、アラスカ圏を飛んでいる6時間くらいは圏外になります(ただ、私はうまくつながらず、ずっと圏外でした…。まあ赤ちゃんといたら忙しいのでネットする暇もあまりなく、問題ありませんでした。)
映画は日本語吹き替えも何本か用意されていましたので、子供の寝ている隙をついて一時期話題になったバービーを観ました。
機内食
大人の機内食は、日本食と洋風の食事が半分ずつ。日本食はお蕎麦でした!美味しかったです。その他、軽食でサンドイッチやバナナなどのフルーツ、チョコレートのお菓子が出ます。セルフで軽食を取りに行くスタイルでした。さらに、離陸前にはチョコレートが配られました。さすがチョコレート大国スイス、ハッピー!軽食を食べたらかなりボリューミーで、到着時にはお腹いっぱいでした。
離乳食については、インスタントのものをご用意いただきました(下記の写真)。あげたい時にCAさんに言うと温めて持ってきてくれるスタイルです。我が子はキューピー製品はたくさん食べていたのですが、スイスのトマトソースパスタは口に合わなかったようでぺっしてました…。
まとめ
7時間経過ぐらいで「あと7時間…」と気が遠くなる瞬間もありましたが、周りが温かい雰囲気で見守ってくれたのでよかったです。チャイルドシートやバシネットやミルクなど、日系のサービスを考えると物足りないかもしれないですが、CAさんも乗客の方も雰囲気がよく、私的に気持ちは楽でした。お手洗いに近い席なのもかなりありがたかった。長時間フライトで狭めの席は疲れますが、荷物もあるので赤ちゃんと行くなら直行便のSWISSありだと思います!
こんな感じで終わりにします。ご参考になれば幸いです。最後に、子供へのサービスでもらえたスイスちゃん人形をどうぞ!なんとも絶妙なデザインで結構かわいいです!