【イベントレポ】ストグラ・ロールプレイ・ライブ #2(2024年5月開催)
ここでは、ストグラについての説明は割愛する。以前、ストグラについて説明した投稿があるので、必要に応じて参考にして頂きたい。
東京国際フォーラム
今回会場になったのは、東京国際フォーラム。そのなかでももっとも規模の大きいホールAが使われた。最大座席数は5012席。都内で最も席数のある常設の屋内のコンサートホールのようだ。
東京国際フォーラムは、旧都庁舎跡地に開発され、1997年に開館した。旧都庁舎の設計は現都庁舎と同じく、丹下健三。東京国際フォーラムは、アメリカのラファエル・ヴィニオリ氏の設計(同氏は2023年に他界)。
株式会社東京国際フォーラムのWebページに、東京国際フォーラムの建造物や沿革について解説がある。
開演前
今回の開催要項は以下の通り。前回は、約1500人収容できるZepp Shinjuku(TOKYO)で開催し、今回は、約5000人を収容できる東京国際フォーラムホールA。大幅に会場の規模が拡大した。
開場は16:00、開演は17:00。全席指定であったため、急いで開場に入る必要はなかったが、念の為15:40から屋外の入場待機列に並ぶ。座席に着いたのは、16:20ごろ。
東京国際フォーラムには数度訪れたことがあるが、最も大きなホールAは初めて。都内でも有数の大型のコンサートホールだけあって、やはり大きい。
会場には、ストグラ公式ソング「ストリートグラフィティ」がエンドレスでBGMとして流れていた。舞台には、明らかに前回の規模を超えた立派なセットが組まれていた。
観覧者の男女比率は、女性がやや多く、カップルや仲間同士よりも一人で参加している人が多い印象。年齢層は、おそらくほとんど20代だと思われる。
開演後
前回同様、冒頭にストグラ市長(運営しょぼすけ氏)による挨拶。なかなか5000人の前で挨拶をする機会はないと思うが、とても市長らしいしっかりとした挨拶だった。
公演は、演劇と歌唱のパートで構成されている。今回のストーリーは、「ロスサントスで発生している連続爆破事件。」それにまつわる警察、ギャング、救急隊のドタバタ劇。後半で、GBC主催の「音楽フェス」と称して、出演メンバーの歌唱パートがある。
今回の出演者は以下の通り。
基本的には全員配信を活動としているストリーマで、SNSや配信で顔出しをしていないものの、今回の公演では顔出ししているメンバもいた。
各キャラクターが舞台に登場するたびに、悲鳴のような歓声が上がった。また、舞台に上がっているキャラクターに合わせて、 観覧者がペンライトの発光色を変えているのがとても印象的だった(アルフォート・ウェスカーがなら赤)。
歌唱パート
1)Dr.ギガ/『ゴッド・エンジェル・マキアート』(振り付き!)
2)ヴァン・ダーマー/『飛行艇』
3)キングスターダイヤモンドズズ/『ズズギャグガチャ』
4)Dr.ギガ/『津軽海峡・冬景色』
5)キラメキーラ&二十日ネル/『GLAMOROUS SKY』
6)うさぎさん&キャップ/『きらきら武士』
7)うさぎさん/『ドライフラワー』
8)カインユリウス/『小さな恋の歌』 ベース:バーバリアン田中
9)アルフォート・ウェスカー&キャプテンわきお/『青春アミーゴ』
(略)
10)ジャック馬ウアー&電堂ましろ&赤ちゃんキャップ&花沢まるん/『Love so sweet』
(略)
会場の様子
会場が大きかったこともあり、とにかく人が多かった。会場ではグッズの販売も行われていたが、購入までに数時間要するほどの長蛇の列になっていたようだ。
「ストグラ」というプラットフォーム
2023年7月ごろからのストグラの盛り上がりを観察していて思ったのは、ストグラは配信コンテンツであると同時に、プラットフォームであるということ。各配信者は自分たちのファンをもっている。ストグラというプラットフォームは、それぞれのファンダムが交わり、各ファンダムが大きくなる機会を作り出している。それが緻密に設計された仕組みではなく、演劇(ロールプレイ)という古来からあるエンターテイメントで実現しているところもいい。
これまでに2回開催されたストグラロールプレイライブも、ストグラに参加しているライト氏(マクドナルド)が興業の実績があったからこそ、他のストグラ参加者を巻き込んで開催できている。ライト氏がストグラというプラットフォームにいたからこそ実現したと考える。
おまけ
アルフォート・ウェスカーより「今年の末にアンブレラが暴れる!?」とのイベント開催のサプライズ予告の発言あり。
思ったこと
・歌唱は、どうせならカバー曲ではなく、ストグラにまつわる曲を多く入れて欲しかった。配信者によるカバー曲のカラオケ大会の印象を受けた。
・これは第一回から感じていたことだが、ゲームの名称や意匠を一才出さずにこの公演を作る大変さがあると思う(おそらく知的財産権に配慮のため)。今後、Rockstar Games社のスポンサードを打診しても良いかも!?
・ストグラRPLは、配信者の合同ファンミーティングとも言える。出演者が増え、大きな物語を舞台で表現できるのもよいが、一方で特定の出演者のみのイベント公演があっても需要はありそうな気がする。
・ストグラRPLはストグラを観測していないとわからない小ネタが多く、観測者以外では、楽しむのは難しいイベントだ。現状は、観測者を増やすことにつながらず、ストグラファンだけが楽しめるコンテンツになっている。
・とはいえ、プラットフォームとしてのストグラには、まだまだいろいろな展開の可能性がある。