線の機能
パワポにおける線の機能を考えました。 その線を引くことで何がわかりやすくなっているのか?を考えると、省略できる線とできない線が明確になります。
※ツールの使い方としての機能を説明する記事ではなく、デザイン上どのように機能しているかを考える記事です。
①区切る
最もよくある使い方。余白をとることで省略できることがほとんど。マトリクスのように要素を整列できないときや、要素の形がバラバラのとき、あると境界がわかりやすい。
重要度★
②繋ぐ
順番や流れが不規則のとき、1本の秩序を作る。上下左右どこかのラインが揃っているときは不要。矢印を簡略化したもの。離れているものをひとかたまりにする。
重要度★★
③指す
要素が密集しているところから線を引き出して説明を隔離させる。ビジーになりがちなので角度を揃えると良い。
重要度★★★
④グルーピングする
要素が多数あり、法則性がないときにどこまでがひとまとまりか示す。囲み(箱)を簡略化したもの。
重要度★★
範囲・まとまりを示すときは通常こんなふうにぐるっと囲うか、背景に帯を敷くことが多いです。片側に線を引くのはこれをミニマリズムバージョンにした表現と言えます。
⑤仮想幅を示す
センター揃えのブロックを横に複数並べるとき。要素の形が左右非対称だったり横幅が取りにくいとき、ここまでが自分の座席だと示す。囲み(箱)を簡略化したもの。
重要度★★
④と⑤は似ていますが、④の目的が意味的なまとまりを示すのに対し、⑤の目的は見た目上均等な余白をとること、という点で分けました。
⑥視線を誘導する
※要審議
拡散・縮小するイメージを伝える。ヘッダー・フッターのワンポイントにする。
重要度★
⑦基準にする
制作中ガイドにする。グラフの目盛りや目標ライン。比較するときに使う。なくても量の差はわかるが、僅差のときに補助的にあるとありがたい。
重要度★★
その他
⑧取り消す
×を簡略化したもの?
⑨強調する
アンダーライン。代替手段は色々ある。
⑩関係を強める
タテの仲間なのにヨコの要素の方が接近してしまうときなど、さりげなくくっつける。
⑪上下を示す
ビリヤード
⑫リンクを示す
あると、クリックできるとわかる。強調の意ではないと認識できる人間のUI慣れがすごい。
⑬ダッシュする
残像を簡略化したもの。
⑭ショックを受ける
⑮集中する
⑯照れる
開発した漫画家がすごい!
以上、他にもあれば教えてください!
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