行間を考え中
書くことは結果ではなくて、考える行為そのものだと思っています。
書けばみんなが広げてくれたり間違いを指摘してくれたりする。だからまだ途中経過だけど書きます。
行間
観念的・理念・抽象寄りなことは行間広く、
具体的・実質的なことは行間が狭い
のでは?とふと思いました。
トップメッセージやパーパスの文章は行間広めなイメージがあって、(私は2.0が多い)それはスペースが余っているからではない気がしまして。
具体的な価格やサービス説明では、もしスペースの制約がなくても、理念ほどに行間をとらない。(私はほとんど1.25)
と思ったのですが、軽く検索したところそんなルールは見当たらなかったのでSlackで聞いてみました。
デザイン全体に言えるかわからないけど一応スライドでは、
円は抽象・四角は具体
明朝は抽象・ゴシックは具体
の傾向があり(通説かわからないけど私はそうしている)、行間にもそれが言えるかな?と思ったんです。
コーポレートサイトで検証
確かにトップの文章は行間たっぷりめですが、文字サイズを合わせて比較すると意外とそんなことない!!
ということは、
単に文字サイズが大きいと行間のpt数もでかいだけで、比率は同じ?
あとは、単に階層の違い?
【仮説①】
上階層は行間広く、
下階層は行間狭い?
(抽象の下階層に具体説明がくるのであって、具体の下に抽象はあまりこないから)
ここで実際に行間を広くしているよというデザイナーさん方のコメントをいただきました。
詩的な表現は行間を広く取る、というのはあるかも
パンフレットなどの導入部分は行間を広くする
ブランディング要素の方が大きい
詩的=企業ポエムとは抽象なので、ある意味正解でした!
でも行間を広くする目的、理由、効果は結構バラバラで面白かったので分類してみました!
【仮説②】
無印良品系は行間広く、
スポーツや職人系は行間狭い?
→後者のはポエム・マインドでも即効性や現実的な変化を訴求しているようでした。
単に女性向け・男性向けの別ではないのが興味深いです。
【仮説③】
ホワイトカラー企業は行間広く、
ブルーカラー事業は行間狭い?
→サンプル数足りず
【仮説④】
ゆったり丁寧にしゃべってるイメージは行間広く、
宣言させたいときはウェイト重くでかくなるので行間も狭い?
→フォントは声優という説です。とても納得感があります!
参考:詩の朗読における音声表現 一行と行間、連間に焦点をあてた分析的研究
【仮説⑤】
未来、広がり、希望、0→プラスは行間広く、
現在、今ここ、マイナス→0にする仕事は行間狭い?
→急務課題に向き合う会社がゆっくり喋ってたらだめそう
【仮説⑥】
導入は離脱しやすいから読ませるために行間広く、
その後はスクロール疲れちゃうから行間狭い?
→心理的負荷をコントロールしている
参考:文字と行間の大きさは何が良い?読みやすさとKPI両立への挑戦
【仮説⑦】
情緒的な文章は行間広く、
機能的な文章は行間狭い?
→
「想い」を行間1.25と3.0で比較
全体バランスによっては、1.25でも別に問題はなさそうです。
「修理の案内」を行間1.25と3.0で
これは!右は不必要な行間に思えます。楽天商品ページの下の方とかでたまに見ますね。
また、なぜ行間を入れると世界観・情緒的な表現になるのかについては「携帯小説」の文化から来ているのではという説も出ました。
こんな
無駄な、
改行ヵ〃あると
ポエムっぽくなる。。。
どれも確かな根拠まではたどり着けなかったものの、なんとなく共通の認識があることがわかりました!
どこかには答えはあるのかもしれないけど最初は自分で聞いたり考えたりするのが面白い。もし答えを知ってる人は教えてください!
ぜひご意見お寄せください!!
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