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初投稿です。『エア・ギア』レビュー

 皆さん、初めまして。三時のおやつです。
 さて、いざ始めてみたはいいものの、あれやこれやと何を書こうか妄想をつらねていたのですが、原稿画面を前にすると頭が真っ白になってしまいますね。

 前置きはさておき、今後私が投稿していく内容を軽く話しておきましょうか。私の趣味は、『漫画を読むこと』。とにかく漫画が命より大事などこにでもいる一般人、パンピーです。なので、私が読んだ漫画のレビューなどを主軸にその他私生活での面白かった話などを書いていけたらなと思います。漫画のレビューに関しては、なるべく私が正直に思った面白いところもつまらなかったところも書いていこうと思っていますが、かなり個人的な感想になてしまうことが予想されるので一意見としてゆる~く読んでいただけると幸いです。

 今回は、初投稿といたしまして、まずは私の人生を変えてくれた漫画のレビューを投稿したいと思います。
 その漫画は『エア・ギア』(著・大暮維人)です。私がこの漫画に出会ったのは中学生のころ、親父が持っていた漫画の中の一つを読んだことが私の人生の分岐点であり最大の失敗であり最大の成功と言えるでしょう。その頃の私は人生で初めての引っ越しを経験し、人見知りの私はかなり精神が不安定でした。そんな時にこの漫画と出会いました。この漫画を読んだ時の私はとでも衝撃を受け、そこから漫画を命の主成分として生きることを決めました。
 私の生い立ちうんぬんかんぬんはゴミ箱の中に置いといて、『エア・ギア』についてザックリ紹介します。あらすじは、エア・トレック(A・T)というローラースケートが世界的に流行しているなか、南 樹(主人公)を中心としたA・Tチーム「小烏丸」が様々な敵をバッタバッタとぶちのめしてテッペンを勝ち取る、というように順調にいけばよいのですが、そんなことはなく、強敵に幾度となくぼこぼこにされながらも少しずつ成長していき、最後に勝利をつかみ取るという物語です。面白ポイントとしては、半ぐれのイッキ(南樹のあだ名)は地元の番長的存在として名をはせていました。しかし、イッキはA・Tのことをあまりよく思っておらず、A・Tにはかなり反抗的でした。しかし、地元のとあるA・Tチーム(通称暴走族(ライダー))である髑髏十字軍(スカルセイダース)にぼこぼこにされケツに爆竹を刺されるという屈辱的な敗北を喫します。その日の夜、イッキの家族である野山野 林檎がイッキを夜の街に連れ出し、そこでイッキは今まで過ごしてきた家族が実はA・Tプレイヤーであることを知ります。しかし、次の日には家族の姿はなく、部屋にはエア・トレックのみが残されていました。学校に登校すると、もうすでにイッキが負けたことが学校中に知れ渡っており、机にはごみが詰められ、仲間だった美鞍 葛馬、オニギリ(登場キャラクターです)にも裏切られ、A・Tをカズマによって川に捨てられてしまいます。しかし、カズマ、オニギリはまだイッキのことを完全に裏切ってはいませんでした。そして、ここから髑髏十字軍への復讐劇が始まる、というわけです。ここまでの導入がしぬほど面白くて、くそかっこよくて、まだ1,2話しか読んでいないのに完全に私の心はこの漫画にはりつけられました。大暮維人先生独特のくっきりとしたメカニックな作画と、このA・Tを舞台とした世界観が最高にマッチしていてストーリーと絵を両方楽しみながら読むことができます。また、ストーリーが進むにつれチーム「小烏丸」のメンバーが増えていき、さらには王と呼ばれる特殊なギア(A・Tのローラー部分のこと)を操る仲間・強敵と関わりながら、イッキの才能が昇華していく展開が「こ・が・ら・す・丸~ ブッ殺!!」という、小烏丸独自の掛け声の迫力がだんだんと増していく度に感じられ、とてもわくわくさせられます。さらには、ヒロインであるリンゴ(野山野 林檎)との恋愛展開も、"Oh great!!"ワールドが存分に繰り広げられており、読めば読むほどエア・ギアの世界にのめりこんでいきます。ラストバトルでの空の王戦では衝撃の展開が待ち受けているのでぜひとも人生で一度は読んでおくべきといっても過言ではない作品です。

 はじめにも言った通りこのレビューは私の個人的視点が多分に含まれています。ここからは、少し客観的な視点からのレビューとなります。正直に言うと、『エア・ギア』はかなり好き嫌いが分かれる作品なのかな~と思います。連載当時のヤンマガのゆるいノリが感じられ、ちょいエロが激しめなのがこの漫画のいいところですが、苦手な方はあまり好きになれないかもしれません。しかし、連載当時のアクションバトル漫画としては、時代を先取りするような若者の心をつかむ最高に面白い漫画だったのかなと思います。当時としては真島ヒロの『RAVE』なんかもとても斬新な作品として扱われていたのではないかな~と勝手に妄想しています。前にも述べたように、アクションバトル漫画好きならば、人生で一度は読んでおくべき作品であることには変わりありません。この投稿をきっかけにこの作品に触れる機会が提供できたのならば幸いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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