def を使いこなす② 関数の呼び出し方
関数の呼び出し方について説明します。関数の定義の仕方と呼び出し方、関数における引数や戻り値はどれも関数の基本なので、必ず理解しておきましょう。
defを使いこなす①return(戻り値)の記事にて、関数の設定の仕方を学習しました。
では、作った関数はどのようにして呼び出すのでしょうか。いくつかの例題で考えてみましょう。
returnを省略した関数
def add(a, b):
print a + b
shift+Enterをしても何も起きませんが、それで大丈夫です。今回の関数は、『aとbいう2つの引数を受け取り、その合計値を表示する』というコードです。
では、これらを動かすために、以下をかきます。
add(1,3)
実行結果:
4
尚、returnを省略した場合、関数はNoneを返します(変数にも入れられないことについては、①でもやりました)。
returnがある関数
戻り値がある場合のコードです。
def add(a, b):
kotae = a+ b
return kotae
実行結果は何もでてきません。関数を定義するだけだと何も反応がおこりません。文法がおかしい場合は、エラーが返されるので、文法も間違いないと考えて下さい。
さて、この関数を呼び出すためには、以下のコードを書きます。
kotae = add(1,3)
実行結果:
4
全く同じ考えですが、
n = add(1,3)
print(n)
でも同じ値が出力されます。
今回は基礎の基礎を学びました。