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#創作大賞感想 彩りと日常
著者:ICTのねこさん
学校を舞台とした話でスポットがなかなか当たらない大人たち。
学校を舞台にした小説・ドラマ・映画はこれまで数多く目にしてきました。その中で「スポットが当たらない大人たち」が存在するのかな?と読み始めました。
いつの間にかぐぐぐっと主人公に惹きこまれます。著者であるICTのねこさんはどうしてこの人を主人公にしたんだろう。
普段の生活の中で、すれ違っているはずなのに名前を知らないおじさん。その人のことを、その過去や心の内を想像したことがあっただろうか?と考えさせられます。
第1話の後半、主人公の目に映る風景と、そのコトバのリンクに思わず「やられた…」と著者であるねこさんの感性に脱帽でした。
第3話まで公開中です。
ドラマではなかなか主人公にならないあの人やこの人。それぞれに生活があって、悩みがあって、ドラマがあることが分かります。それぞれの心情が丁寧に描かれています。
『彩りと日常』というタイトルに納得。
そこかしこにイロドリが散りばめられていました。
個人的に第3話が一番刺さります。
同じ母という立場的にも…!!
1話完結型なんですが、全ての物語が少しずつリンクしています。ひとつの学校の中で各話ごとスポットライトが当たる人が変わっていくような。上空から学校の様子を見ているような感覚になりました。
第4話は誰が主人公になるのか楽しみです!
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