UTAU連続音音源の収録&原音設定(3/3)
こんにちは!
さにのんと申します。界隈の隅っこで細々活動している生き物です。
このNOTEは連続音の収録~原音設定までを自分でやってみよう! というものです。これは続き物の三つ目なので、初めましての方は二つ前のNOTEに飛んでいただければ幸せになれると思います。
それでは順を追って説明させていただきたいと思います。
7、左手デバイスの紹介
原音設定をするうえでキー操作と離れることはできません。けれど微妙に初期設定だとキーが離れていて、キーボードを叩いていると手が痛くなるんです。痛くならない人もいるかもしれませんが私は痛くなるんです。
ということで左手デバイスを使いましょう! 離れているキーでも一発で押せるし何より手が無理な形をずっととることがない! 神のツール!
私はニンテンドースイッチのJoy-conを使っているのですが、あって使えるやつなら何でもいいです。お金をかけないことが大事。
無線のやつだと言うことないですね。無線はいいぞ……!
さて、となるとどうやって設定するの? という話になってきますが、私のようにPCに繋ぐことを想定していないものを使うには専用のソフトが必要です。
JoyToKeyというシェアウェアです。無料でも使えますがぜひ購入してみてくださいね。
詳しくは↑のNOTEを確認していただけるとわかりやすいと思います。このNOTEで使われている左手デバイスはPS4コントローラーですが、他の左手デバイスにも応用が利く良いNOTEです。
正直他の左手デバイスは数が多すぎることもあってサポートできないので個々人で調べていただけるとありがたいです。
8、原音設定のやり方
前置き。
私のやり方は丁寧すぎるほど丁寧なので、面倒だったら真似しないほうがいいです。
まず参考サイトを紹介させてもらいますね。
↑のページは連続音と一部特殊音素の原音設定を紹介しています。
↑のページは単独音の原音設定を紹介しています。
なんで単独音? って思いますよね。連続音の二音目以降は先行発声(と右ブランク)だけどうにかすればいいので、一音目のパラメーターさえわかってしまえばあとはやることは一緒なんです。
しかも一音目も先行発声(と右ブランク)さえ調節してしまえば使えます。参考にするサイトを紹介しましたが正直簡単な設定なら何も見なくてもできます。
が、今回は初めて連続音を原音設定する方向けにNOTEを書いていますのでまずは上のサイトを見てオーバーラップや先行発声の意味を理解し、その上でサイトとにらめっこして原音設定をすることをお勧めします。
とにもかくにも先行発声を設定し、左ブランクとオーバーラップを設定する必要があれば設定し、最後に右ブランクを設定してやればOKです。
と、言っても先行発声の位置(子音と母音の境目)ってなかなかわかりませんよね。
まずは上のサイトのお手本を見るのがいいのですが、できることなら他の音源さんをsatParamで開いて原音設定を見ることがかなりいいです。同じ音であればスペクトルもかなり似てくるので。
指定範囲再生で左ブランクー先行発声を聞いたり先行発声ー右ブランクを聞いたりして先行発声を動かすのもありです。発声タイミングチェックを使用することもよいでしょう。
設定できたらいいので、過程はとりあえず置いておきましょう。慣れてスペクトルで音がわかるようになったら聞かなくてもできますし、合成テストで問題なかったら次! とかでもいいと思います。
9、原音設定ができたらUTAU上で確認
タイトルの通りです。
合成テストで漏れた変な音の確認・修正のラストチャンスです。
いろんなustに流し込んでみて可能な限り確認しましょう。何より原音設定した音源がきちんと歌うとかなり嬉しいです。
また多音階連続音でエイリアスの最後に _C4 とかつけている場合、音が鳴らない原因としてprefix.mapの設定漏れが多いので気をつけましょう。
と、いうことでこのNOTEの目的は達成! あなたの手元には原音設定済みの連続音音源があることでしょう。おめでとうございます!
今回のまとめ
・左手デバイスはいいぞ
・原音設定は雑でもいいぞ(正しく音が鳴ればいい)
・確認はきちんとしよう
さいごに
はちゃめちゃに長いNOTEですが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
また有識者の方、お前ここは違うだろ! とかここはもっといい方法があるよ! とかありましたら随時追記しますのでご連絡いただけると幸いです。
ツイッターなどでも余裕があればトラブルシューティングしますのでNOTEを読んでここがわからなかったんだけど……などありましたらお気軽にご連絡いただければ幸いです。あなたがわからないところはほかにもわからない人はいるはずなので、そのような人を助けるのだと思ってお気軽に。
それでは皆様、お元気で。