【26】 プライベートへの注意喚起(特に県境を越えた移動について)
企業向け新型コロナウイルス対策情報配信 2020年7月27日
経営者・総務人事担当者のみなさま、夏季休暇を控え、社員への感染拡大防止の注意喚起をしていますか?
緊急事態宣言が完全に解除され、人の移動、接触が増え、都心部を中心に新型コロナウイルス感染が再拡大してきています。社員が感染しないよう、感染拡大地域への出張のみならず、プライベートの行動についても注意喚起を行いましょう。
1.課題の背景:
都心を中心に再び新型コロナウイルス感染が拡大している中、緊急事態宣言明けと比べ、感染防御対策が緩んでいる方も出てきます。第一波の際、大都市から他地域へのヒト移動に伴い他地域での感染者数が増加しました。夏季休暇などで移動範囲、交流範囲が広がると社員が感染するリスクも高くなります。
2.企業でできる対策:
〇 従業員に向け「新しい生活様式」の徹底を改めて注意喚起する。
〇 感染拡大地域への出張は控えさせる。
〇 休暇時の旅行については、感染リスクをよく検討させる。
〇 旅行中は「新しい旅のエチケット」に沿った行動を取るよう注意喚起する。
1)従業員に向け「新しい生活様式」の徹底を改めて注意喚起する。
(ポイントを抜粋、詳細は参考情報(1)参照)
□ 人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。
□ 会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、症状がなくてもマスク着用。
□ 手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)。
□ 毎朝の体温測定、健康チェック。発熱又は風邪の症状がある場合は自宅療養。
2)感染が流行している地域からの出張、感染が流行している地域への出張は控えさせる。
詳細は、第1回「遠距離出張を見直しましょう」(関連情報(2))を参照
3)休暇時の旅行については、感染リスクをよく検討するよう注意喚起する。
□ 感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
□ 旅行 の1~2週間前から感染リスクの高い行動(下記表参照)を取らない
□ 旅行する際は、下記の表を参考に、感染リスクが低くなるように計画する。
□ 帰省の場合、高齢者など会う人に重症化のリスクがあるかどうかも考慮する。
<旅行する時の検討事項> 参考情報(3,4)も参照
4) 旅行中は「新しい旅のエチケット」に沿った行動を取るよう注意喚起する。
(ポイントを抜粋、詳細は参考情報(5)参照)
□ 毎朝の体温測定、健康チェック。発熱かぜ症状時は、
旅行に行かない、帰宅する。
□ 会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、
症状がなくてもマスク着用。
□ 交通機関内での会話は控えめにする。
□ 食事中の会話も控えめに、会話は個室で楽しむ。
□ 不特定多数の触れる場所(手すり、エレベータースイッチ、ドアノブ)を触れた後は石鹸で手洗いする(手指消毒薬の使用も可)。
□ おみやげ選びは、触れずに目で選ぶ。
3.関連情報リンク:
(1)新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました - 厚生労働省
(2)企業向け新型コロナウイルス対策情報 第1回 遠距離出張を見直しましょう
(3)BuzzFeed News夏休みの旅行はどうすべき? 新型コロナ時代の旅行で考えておきたい7つのポイント
(4)YAHOO!ニュース Go To トラベル 感染を広げないためには
4.資料
・本資料のPDF
・本資料の動画
文責:守田 祐作(産業医科大学 健康開発科学)
※本文章は、産業医有志グループ(今井・櫻木・田原・守田・五十嵐)で作成しました。厚生労働省新型コロナウイルス対策本部クラスター対策班・和田耕治先生(国際医療福祉大学・公衆衛生学教授)のサポートも受けております。
今後も経営者・総務担当者向けに必要な感染拡大防止策情報を随時配信させて頂きます。本情報は著作権フリーですので、ぜひお知り合いの経営者に拡散をお願いします。
※本内容に関するご意見・ご要望は、covid-19@ohsupports.com までお寄せください。
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ださい。
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