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想像以上が最高すぎてメンバーみんなを褒めちぎりたい。part.1(日プ女子の話)
PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS。
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先日放送が終了したサバイバルオーディション番組(いわゆる鯖番)です。
前回こういう鯖番をはじめて観た感想や視聴のきっかけなどはたっぷり書かせていただきました。
(珍しくたくさんアクセスしていただいてありがとうございます。、)
これでこの話題は終わろうと思ってたんですけど、いま番組以上にどハマりしてることがありまして、それが、、
12/16(土)の最終回で披露された2つの評価楽曲のひとつである"想像以上"。
これを放送後から1週間、聴きまくっています。マジで。こんなに?ってくらい。
僕、MBTIはINFJ-Tなんですが、同じ曲をエンドレスリピートするってのを説明で見ましたが本当それ。あんまりないんですけどね。
"想像以上"の想像以上なクオリティ
101人(実際はスタート時96人)の候補者が視聴者投票により脱落していきながら毎回違うチーム編成で課題の楽曲を披露していくこの番組の中で、
最終20名のうちの10名がパフォーマンスしたこの曲。
IZ*ONEを彷彿とさせる品の良い美メロ四つ打ちがベースにありながら、オーディション曲らしいBPMの早さとスタイリッシュなAメロ、Destiny's Childとか00年代のUSR&Bを想起させるクラシックでスリリングなBメロ、かと思えば2段階で繰り出されるサビは最近ぽく敢えて音数抑えてスカスカさせてみたりと、タイムレスな良い部分がつまっていて非常によく出来てるんです。
そんな楽曲はもちろん、メンバーのバランスやシンクロ具合、総合的なパフォーマンスのクオリティ、なにより彼女たちひとりひとりのモチベーションの圧と一体感がガンガンに伝わってきて、本当にこれは自分の中で奇跡的な出会いになりました。
後に番組内でME=I(ミーアイ)と名付けられたデビュー組11名が選ばれて、それはもちろん納得の人選だったし大団円だったと本気で思ってるんですけど、
どうしてもこの想像以上組の奇跡のパフォーマンスのすばらしさを書き残しておきたい!と思い、今回はそんなミラクル大好きチームのことをとにかく褒めちぎりたいと思います。Let's go!
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①坂口梨乃
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高いクオリティの歌とダンスで、オールラウンダーとして最終12位まで上り詰めた実力者、坂口梨乃さんです。
"想像以上"では、本人もノリノリで臨んでくれた初のラップパートが彼女の元々の声の良さの新たな引き出しを開けてくれてとてもよかったし、その声質とK-POP楽曲との相性の良さも改めて感じました。
ダンスにしろ歌やラップにしろ、彼女のいいところはその高いスキルを決して過度に見せびらかさない謙虚なマインドなのかなと思います。
それが悩みでもあったとは思うんですけど、グループで活動していく上ではダンスを揃える、とか歌唱のユニゾンを揃える、とか、案外団体行動のマインドが求められるわけで、その部分では坂口さんの性格から来るこういうパフォーマンススタンスって決してウィークポイントとも言い切れないんじゃないかなぁと。
もちろんそれだけじゃダメなんだけど、今回のラップパートが功を奏したのか、自分のパートが来た時の表情管理や、先頭でランウェイ歩く時の堂々とした姿とか、ここ!って時に主張できる力も確実についてきてると感じました。
未経験だからこそのフレッシュさや怖いものなさ、デビューまで行ってる経験者たちの良い意味のステージ慣れや追求された自分の見せ方とかと比べると印象が弱かったのかなと思いますが、
櫻井美羽さんがついにここで殻をぶち破ったみたいに、近い将来ここではないどこかで、坂口梨乃のブレイクスルーが来ると確信できる、そんなパフォーマンスでした。
②田中優希
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最終順位15位、シャープでスタイルの良さを活かしまくったダンスと丁寧で賢い言葉選びが同性からの人気も高かった練習生、田中優希さん。
彼女の魅力は努力でどんな課題もやり切れるからこそ生まれる様々な"ギャップ"かなと思います。
最初のクラス分け評価からいきなりハードなラップを披露したり、
かと思えばグループ評価ではフレッシュでトレンドど真ん中なヒットソングを韓国語で、
ポジション評価では芸術的でコンテンポラリーなダンスを悩みながらも情熱的に、
そしてコンセプト評価では真骨頂の大人っぽくセクシーなダンスチューンを堂々と、、
と常に彼女のノーブルで冷静なパーソナリティからは掛け離れたパフォーマンスを見せてくれていて、それらすべてをやってのける彼女のポテンシャルの高さをしっかりこちらがキャッチしたからこその最終20名なんだと思います。
で、最後のデビュー評価である"想像以上"では、ようやく等身大の彼女が垣間見れたんじゃないかなって実は思っていて、
どこかしらのステータスに全振りしたような極端な課題曲が多かったからかもしれませんが、今回は実にナチュラルに、楽しく表現ができてるなと感じました。
先に書いた楽曲の品の良さや、彼女のファイナルに臨む姿勢、チームのメンバーとの絆、それら全てがようやく彼女の肩の力をいい意味で抜いてくれたのかな、なんて思える、すごく良いパフォーマンスでした。
彼女に関しては変に"殻を破る"的にダーティな表現をせずに、実直でシンプルな表現を追求してほしいような気もしているんですが、それが果たして彼女の求めるデビューにつながるかというと必ずしもそうならなさそうなのが歯痒いです。
次回僕らの前に現れてくれた時もきっとスマートではあるでしょうけどそこにどんなプラスが生じているのか、怖くもあり、楽しみでもあります。
③ 釼持菜乃
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、、この言葉そのままあなたにお返ししたいよ!!
最終順位16位、卓越したビジュアルとダンススキル、そしておもろ枠だったりチームのお姉さんポジションだったり番組中にたくさんの内面の魅力も伝えてくれたみんな大好き釼持菜乃さん。
釼持さんはやっぱり圧倒的に華があるんですよね。
どのチームにいてもどのポジションにいても絶対に目がいってしまうお顔の強さと雰囲気。
けどダンスに関しては決して強くない、とってもガーリーで繊細なところがよく出ていて、その辺りが芯の強さとシャープさを出してくる田中優希さんと対照的で、特に今回の想像以上はこの2人の真逆のバランスの妙みたいなものを感じて1人でアガってました。
番組中盤から出始めた彼女にまつわるゴシップは正直全く見てないですが、そこから湧いて出た心ない言葉は若干目にしてしまうことがありました。
ていうかさ、何を求めているんですかあなたがたはって感じですよ。
こういうオーディション番組ってある意味GIRL NEXT DOOR感というか(偶然の確率じゃないよ)、自分と変わらない場所にいた子がいきなりキラキラのステージに行ってステップアップしてくのが楽しい部分もあるじゃないですか。
あなた隣に住んでる女の子のこと勝手に調べて揶揄って中傷したりするわけですか?きもいきもい
あーネガティブな言葉を並べてしまった。
とにかくそんなのは気にする必要なくて、ただそこを気にしてしまう彼女の人間性も魅力としてこちらには伝わっていたので、
もう大人も友人も含めた周りの人たちがちゃんとサポートしてあげて、また彼女が進みたい道に満身創痍で進めるようにしてほしい。
きっと今回彼女を見つけたファンの皆さんも全力で守ってくれると思うし。
本当に1人じゃないよ!!
④村上璃杏
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今回のオーディションのシンデレラガール、村上璃杏さん。
ダンスも歌も未経験ながら、元々の存在感と急成長したラップスキルを武器にメキメキファンの母数を増やして初回順位23位から最終2位まで上り詰めました。
想像以上に至ってはもう未経験だなんて肩書きはいらない、グループの中核を担うパフォーマーの1人になってました。
番組中に特に注目されたラップはもちろん、冒頭のウォーキングやカメラに抜かれる一挙手一投足が自信と野心に満ちていて、けど決してギラギラしてるわけじゃない、とってもナチュラルにやってのけているのが今の10代感なのかなぁなんて思ったり。
彼女の自己肯定感の高さとか、リズムの勘の良さとか、オフィシャルな場での言葉の選び方とか、少なくとも自分が10代の頃だったら絶対周りにはいなかったタイプだし、その頃だったらここまでの支持を集めなかったかもしれない。
時代との親和性っていうのはアイドルにとって大事な要素であって、これはスキルとかどうのっていうか本当に偶然に選ばれた人に与えられた"ギフト"としか言いようがなくて、
今回璃杏はそのギフトを幸運にも受け取った人なんだなぁと思います。
もちろん運だけじゃないですけどね。
これから更に化けそうな感じもガンガンしてるし、ME=Iがどこまでどういう展開をしていくかわからないけど、結構その先の先まで期待してしまうような、そんな未来を感じさせるなぁとファイナルで改めて思いました。
とはいえまだまだ17歳なので、最後のコメントがしっかりしてるようでとっ散らかっちゃったりするところも良いですよね笑
⑤櫻井美羽
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放送前に公開されたテーマ曲ではセンター、その後も常に上位をキープし続けた、この番組の主役の1人、櫻井美羽さん。
最終順位は4位でしたがそのひとつ前で2位まで来た時はもしかすると桃奈の上いくかなとかも思いました。
NiziUを輩出した虹プロ、そしてKep1erを生んだガルプラと、国内外の"鯖番"に挑戦し続けた彼女のストーリーは、これらを観ていた方にとってはよりドラマチックだったことでしょう。
僕はというと、正直この最終日のパフォーマンスを見るまであまりピンと来てなかったところがありまして。
歌もダンスも上手いんだけど、どこかおもしろくないというか、これは番組の演出の問題もあるけど悲壮感や焦燥感のようなものを感じることもありました。
本人の性格を知れば知るほど、そういう型にハマらない、なかなかにエキセントリック(褒めてます)な女の子なんだなっていうのはよくわかってくるんですけど、なんというか鯖番経験があるだけに勝つためのメソッドが出来上がっていてその中でだけしか動けなくなっちゃってるんじゃないかって思ってました。
グループ評価の時にトレーナーの仲宗根梨乃さんが指摘していた"新しい自分への挑戦を怖がってる"っていう点もここに通じてくるんですけど、勝ち方が見えている中でそこに近づくにはってなってると、じゃあ勝ったその先は?って疑問で詰まってしまうんじゃないか、デビューした時にはもう空っぽになってたってのはあまりに悲しすぎるし勿体無い。
そんな心配を回を重ねるごとに少しずつ払拭しつつはあったもののそのままファイナルを迎えて、で、想像以上ですよ。
桃奈ファンとしては正直悔しいんですけど、この曲でのMVPがあるとしたら櫻井美羽さんしかいないです。それだけ何かが勢いよく崩れ去って、ブレイクスルーした、そんな瞬間を見れました。
チッケム(1人のメンバーにフォーカスしたパフォーマンス映像)がないのが惜しいですが、最初から最後まで素晴らしい表情管理してるし、
特に見てほしいのがラストサビの彼女が1人センターでパフォーマンスするところ、ここのぶっ壊れ具合(何度も言いますが褒めてます)はとにかく最高で、ここまでのいろんな感情をようやくパフォーマンスに乗せてこちらに伝えられるようになったのかと素直に沸いたし感動しました。
デビューしてからさらに進化しそうな櫻井美羽さん。たぶん努力に裏付けられた自信はすごく持ってると思うので、それを遠慮なく前に出していってほしいなって思います。
デビューおめでとうございます!!
長くなったので続きます。