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#就活
倒産する出版社に就職する方法・第3回
ここは港区の超高層マンションの最上階。
眼前にはグローバルエリートことムーギー・キム。
妹のチャリで夜の帳の中に逃げ込んだはずの俺がどうしてここに?
――数日前のこと。
本サイトの管理人こと、子ども2名+代表取締役1名の計3名を扶養する一家の大黒柱こと妻が私に尋ねてきました。
「このホームページは本の販売につなげたいわけだよね」
「もちろん! 昨今、SNSの重要性がだな…」
「で、連載書
倒産する出版社に就職する方法・第4回
不人気連載漫画が身も蓋もないショートカットで突如最終回を迎えるごとく、ドクの乗用車デロリアンDMC-12じゃなくてSUZUKIのグラストラッカービッグボーイに乗って夜の帳を切り裂いた私は、2016年にタイムスリップしてきたわけです。
というわけで気を取り直して、ここは港区の高層マンション最上階。
椅子に深く腰掛けたグローバルエリートは「ディズニー」という素材にどう切り込んでいくか、次々に私案を
手帳の行方――倒産する出版社に就職する方法・第5回
ない。
本当に、ない。
手帳がないんです。
朝、事務所に着いて、いつものようにバイクのヘルメットを所定の位置に置いて、リュックをおろして、ケータイと財布を取り出して、週末に家で読んできた本を取り出して、手帳と一緒に机の上に置いたはずなんです。そこまで覚えてるんです。
そのあと、パソコン立ち上げて、早めに返信すべきメールを2本立て続けに打ち返して…さて、今日の打ち合わせは11時半からだったよ
三五館シンシャHPの発信力ーー倒産する出版社に就職する方法・第6回
昨年10月、「三五館シンシャ」を立ち上げると決めてから、お詫び、挨拶、取材等々、たくさんの人にお会いして話をさせていただく中で、何人かの方からおなじアドバイスを頂戴しました。
「小出版社は自ら発信していくことが重要である」
ふむふむ。
「新聞広告の効果も減じてきて、本をアピールする場がこれまでとは違ってきている。書籍のアピールにSNSは必須である」
なるほど。
これまで私はフェイスブック
やっと会えたね:運命の面接篇ーー倒産する出版社に就職する方法・第10回
丸2年にわたり、外から覗き込めないかと背伸びしたり、どこか開いてる窓ないか探してみたり、ドアノブガチャガチャやったり、しまいにゃ扉に体当たりしながら大声出したり……それでもなかなか踏み入ることのできなかった出版業界のとば口まで来たのです。
もうあと一歩で出版業界に足を踏み入れることができそう…。
いや、今までもここまでは何度か来た。
「行けるかも」と淡い期待を抱いたこともあった。
しかし、