賃貸の種類 | タイプ別 | 違いを知れば賢く選べる
賃貸物件の情報誌やインターネットの物件情報を見てみると、建物の種類など、媒体(ばいたい)によって、様々な書き方を目にすると思います。
実は、建物の種類や呼び名など、特徴や建築基準などによって標準的な分類があり、情報が整理されているのです。
知らないと、契約の段階や住んでから気が付き、後悔することにもなりかねません。
そこで、物件の種別を理解していただき、希望の物件が見つけられるよう、それぞれ解説をしていきたいと思います。
この記事を読んでわかること
賃貸物件の種別
アパートのメリット・デメリット
マンションのメリット・デメリット
建物種別による特徴
物件の種類は、大まかには「木造」と「鉄筋コンクリート」の2種類に分けられます。
そして、「3階建未満」は「アパート」、「3階建以上」は「マンション」と呼ばれ、アパートとマンションの違いは、簡単に言うと「建物の規模」が違うということになります。
しかし実際には、そのように厳格に呼び分けられてはおらず、4階5階建てでもアパートと呼んだり、表記されています。
マンションは、3階建以上になるので部屋数も多くなり、当然それを支えるだけの頑丈な造りでないといけません。
マンションは、耐震性・防火性・耐水性・防音性において、アパートよりしっかりしたものになります。
その分、マンションの方が家賃も高めの物件が多くなります。
アパートの特徴
表にあるように、アパートは基本的に「1~2階建て」の「木造」および「軽量鉄骨」で造られたものを言います。
全章でも言いましたが、3階建て以上の建物でも、賃貸物件情報を見ると「アパート」として表記されています。
アパートの方が馴染みがあり、「マンション」だと「高い」「富裕層でないと住めない」などのイメージが先立って、物件の詳細を見る前にスルーされてしまうため、厳密にはマンションでも「アパート」と呼んでいるものが多いです。
アパートのメリット
アパートのメリットは、真っ先に「賃料が安い」ことが挙げられます。
マンションに比べて建築素材が安く、設備も少なく、管理コストも抑えられるため、家賃も低く設定されています。
ひとり暮らしを始めるには、アパートの方がリーズナブルで物件数も多いので、希望の部屋が見つかりやすいでしょう。
環境面では、アパートは木造または軽量鉄骨で造られているので、通気性(風通し)が良いということが挙げられます。
アパートのデメリット
アパートのデメリットは、マンションに比べて頑丈な造りではないため、耐震性・防火性・防水性では、改善が必要な物件もあります。
木造なので、隣室の音や道路を走る車の聞こえたり、防音性の低い物件も多く、神経質な方はよく調べてから決めた方がよいです。
マンションの特徴
マンションは、「3階建て以上」の「鉄筋コンクリート造」または「鉄筋鉄骨コンクリート造」の建物を言います。
3階建て以上になりますので、当然重量も重くなります。
建物全体を支えられる構造、地震などに耐えられる構造でないといけません。
ひとことで言うと、『とても頑丈な建物』です。
ひと昔前までは、一般的に「マンション」と言えば「分譲マンション」が思い浮かび、家を建てたり購入するような高額なイメージがありました。
しかし、賃貸マンションが広く普及し、アパートに比べると「高級感」はありますが、アパートと変わらない家賃で住める物件も多くあります。
マンションのメリット
とても頑丈に造られていますので、耐震性・防火性・防水性・防音性に優れています。
家族世帯での入居も多いため、セキュリティ面がしっかりしている物件が多いのも特徴です。
女性のひとり暮らしには、オートロック式などセキュリティのしっかりしたマンションが安心です。
マンションのデメリット
高い建築費用や設備投資の分、家賃が高いのが挙げられます。
まとめ
アパートとマンションの違いが何となくわかりましたか?
家賃を抑えるならアパート
環境面を重視するならマンション
アパートとマンションの特性を見比べ、あなたが思い描く生活はどんなものか、イメージしながらお部屋探しをしていきましょう❗️
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